【別注】大人のデニムアイテム5選。定番こそアップデイトが必要ですよ

近年のデニムシーンを見ていると、シルエットや生地、ディテールの作り込みなどが実に様々。多様化を受け入れようという現代において、デニムも「コレを履いておけばOK！」という1本を選ぶことは、なかなか難しくなってきているのかもしれません。
 
年齢を重ねるごとに無難に落ち着いてしまう傾向は否めませんが、今の時代だからこそ、他とは違うコラボものに目を向けてみようじゃありませんか。
 
もちろん、奇抜なものはオトナ的にNGです。でも、いつも履いているブランドのコラボものなら取り入れやすいはず。ちょっと気の利いたディテールや新鮮なテイストを取り入れた1本は、そのひとクセが心地よく、他とも差を付けられる。これって、一石二鳥じゃないですか？

みなさまご存知、日本が世界に誇るカイハラデニムを使ったレッドカードより、ラブレス限定モデルが登場。美脚効果抜群のスリムテーパードをベースに、よく履き込んだ明るいインディゴの色落ちとやや強めのダメージ加工により、味感たっぷりなやんちゃ顔に。アクティブな男の休日にぴったりな、気取らない1本に仕上がっています。

デニム企画アドバイザーとして、ヴィンテージショップ「ベルベルジン」の藤原裕氏を起用した今季のヤヌーク。氏のヴィンテージへの情熱を惜しみなく注ぎ込んだコラボデニムは、1946年から現在に至る中で起きるインディゴ染料の酸化までも考慮した色合いを再現。ヴィンテージに明るい人も納得のディテールを随所に盛り込みながらも、シルエットはスリムテーパードと今どきにすることで、普段穿きしやすいのも魅力です。

世界的に有名なセレクトショップのオーナーと、インダストリアルデザイナーのデュオが2017年に立ち上げたカナダ・バンク—バーのデニムブランド、パープル。ブラックデニムにシルバ—プリントを施した加工感のある見た目はオーラ抜群。アンクル丈でオーダーしたのが別注ポイント。日本人の平均身長に合わせたレングスの長さに設定した親切設計です。

パンツ専業メーカーならではの洗練されたシルエットが魅力のジャブス アルキヴィオ。こちらは、人気モデルの「マサッチョ」をベースに、タックを増やした別注モデル「ダンテ」です。着用時に開きすぎないように工夫されたタックにより、クラシックな雰囲気の中にもモダンな表情を見せる1本に昇華されています。裾はお好みの丈で楽しめるよう、あえてアンフィニッシュ仕様に。

N.ハリウッドとデニムブランドのコラボに毎年注目している人も多いはず。ノーカラーのアウター（右：Lee）は、1920年代のワークウェアからのインスピレーション。着丈は若干短めで、カーディガン感覚で羽織れることで使い勝手を高めています。ウェスタンシャツをベースにしたオーバーサイズのシャツ（左：ラングラー）は、薄手で軽い生地とスナップポケットによって春にはアウターとして重宝しそうな1着。