Davidoff Year of the Rooster
紙巻きタバコや刻みタバコと大きな違いですが、同じ葉巻でも大きく分けて手巻きと機械巻きがあります。この欄で紹介するのは、ほぼ手巻きですが、基本的に手巻きのほうが、味わいもファッション性のうえでも上等。ある意味で手巻き時計とクオーツ時計くらいの世界観の違いがあります。
シガーの業界用語で、手巻きの職人のことをシガーローラーと呼びます。かつてドミニカのダビドフの工房で、シガーローラーにインタビューをした時、葉巻でもっとも難しいのは、形を整えるだけでなく、巻きムラがないようにすることだと熟練の職人たちが声を揃えました。

広げた羽をモチーフにした箱のデザインも、こちらの特徴。9万円/箱(10本入)
だから葉巻き選びは、ブランドや価格だけでなく、巻き具合をチェックするのが肝心です。「巻きがいいね」とは、葉巻を評価する最高の常套句ですが、煙をきちんと味わえたうえで言い切れば、立派な手練れオヤジ。必ずや一目置かれるはずです。
ちなみに、こちらの一本は、ディアデマス フィナスという、巻きが最も難しいとされるシェイプです。
熟練の職人ですら一日に100本巻くのが限界なのだとか。時間を巻くことなく、じっくり味わってほしい一本です。
ダビドフ オブ ジュネーブ銀座 ☎03-5537-5585
中村孝則●コラムニスト
世界各国を独特の視線で読み歩き、さまざまなメディアでラグジュアリーライフを提案。













