大体の男が「髪型」でスーツを台無しにしている、らしい

スーツにも、着こなしにもこだわっているのにいまいちお褒めの言葉に与れない。その理由、実は「髪型」というシンプルな理由かもしれません。

CREDIT :: 写真／齊藤翔平　スタイリング／四方章敬　ヘア／TADASHI KIKUCHI　文／持田慎司

今特集の最初にお伝えしたように、世の女性たちが抱いている「スーツの男は素敵」というイメージは、スーツスタイル全体に対して抱いているもので、どこが良いとは彼女たち自身もわからない。

そう、素敵か否かは“トータルで判断”しているのです。そうして浮上したひとつの女性心理が、「髪型がキマってると、スーツも格好良く見える♥」というもの。

それもそのはず、スーツは男の魅力を最大限に引き上げてくれる、色っぽさが漂うもの。冷静に考えれば、いつもの寛いだ髪型とマッチするハズありませんよね。

そこでご提案するのが「ウェット」なヘアスタイル。スーツと髪型の艶やかな共演は、必ずやアナタのスーツを女性目線で、さらに色っぽく、魅力的にしてくれますよ。

【Wet Hair style ①】

無造作ウエービー

パーマや天然パーマのオヤジさんにオススメなのがこちら。バームを全体になじませ、コームで8：2分けに。手ぐしで根元を起こしながら、カチッとしすぎないよう毛先に動きを。8：2の2のほうはタイトに。逆側はラフにおでこにかかるくらいにするのがオススメです。

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【Wet Hair style②】

８：２グロス

まずジェルを髪の毛全体につけます。その時、根元にはつけすぎないように注意。次にコームでおでこの角の部分から8：2に分けて、コームで生え際にしっかりと立ち上がりをつくります。最後は立ち上がった前髪を横に流して完成。

【Wet Hair style③】

ふんわりオールバック

タオルドライ後、分け目をつけずに乾かして全体にミルクをなじませます。この際も、根元にはつけすぎないようにすること。次に手ぐしで揉み込むように後ろへ流し、ラフに毛の流れをつくっていきます。仕上げにトップにボリュームが出るよう整えれば完成です。

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ちなみに着用スーツは、変化に富むピンスト！

スーツ29万円、シャツ5万3000円、タイ2万3000円、チーフ1万6000円、ベルト、靴は参考商品／すべてエトロ（エトロジャパン）

グラデーションを施したピン・ストライプ柄が目を引くスーツ。ジャケットの襟裏にはペイズリー柄のメルトン地を、そして裏地にはプリント柄を配したシルク生地を採用。こだわりを詰め込んだ一着です。

使ったのはこのセット！

束感を重視したいならミルク（ふんわりオールバック）、自然な艶を求めるならバーム（無造作ウエービー）、ハードなセットにはジェル（8：2グロス）と好みのウェットヘアに応じて使い分けを。シトラス＆ムスクの香り。右上●ハードミルク2000円、右下●ハードバーム2500円、左●フリーズキープジェル1600円／すべてアリミノメン（アリミノ）

ラックヘアー

アーティストのヘアメイクとしても活躍しているスタイリストが、再現性の高いヘアスタイルを提案してくれる、安心感あるサロン。木目調の落ち着いたインテリアの店内には個室もあり、隠れ家的な雰囲気も◎。

TEL／03-6415-1388（予約）
住所／東京都渋谷区鉢山町14-4
営業／11：00～20：00　月休（祝日の月曜は営業、翌火休）

2020年12月号より
※掲載商品はすべて税抜き価格です

■ お問い合わせ

アリミノ　03-3363-8211
エトロジャパン　03-3406-2655

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