かつお節にオレンジピール、レモングラス!? 新しいビールの誕生で家飲みが楽しくなってきた！

湿度も温度も高くジメジメした梅雨の時期には冷えたビールがことさら美味しく感じられます。「あ～ビール飲みたい！」と思った時に、本気飲みじゃなくても気軽に1本プハ～っと行けるのが缶ビールのいいところ。

街の酒屋やコンビニには多くの種類のビールが並んでいますが、皆さんは４月1日に施行された酒税法改正でビールの定義が110年ぶりに変わったのをご存知ですか？
　
これまでは麦芽比率が約67％以上で、副原料は麦、米、とうもろこしに限定。これに当てはまらないものはビールと呼べなかったのですね。でも新しい定義では、麦芽比率は50％以上に引き下げられ、副原料もハーブやスパイス、果汁などさまざまな原材料が使用可能になりました。要するに“ビール”と称されるお酒の幅がぐんと広がったというワケ。

女性のなかには意外と多い“ビール苦手派”。でも、さまざまな副原料を加えることで味わいのバリエーションが増え、ビールの苦味が苦手な彼女にもオススメできるビールがたくさん揃うようになりました。

ちょっと驚くような原料が入っていて、会話も盛り上がること間違いなし。「○○入りのビールの味、飲んでみたくない？」なんて、気軽に家飲みに誘えそうです。
ピックアップした５種類の“新ビール”。まずはお家で気軽に飲み比べてみてくださいませ。

これまで、苦みが苦手な人向けに開発されてきたのは、苦みを少なくしたり、甘みを増やしたりすることでした。「ビアチェッロ」は、苦みの質そのものを変えるというまったく新しい発想のもと誕生。今回の酒税法改正により使用可能となった、果物の皮を麦汁に浸漬させる独自の製造方法によって、新たな苦みを引き出しました。入っているのはグレープフルーツピール（皮）とオレンジピール。その“ジューシーな苦み”はむしろ爽やかでコクがあるのにゴクゴク行けてしまいます。

 “日本らしさ”にこだわったビールに使用したのは、なんとかつお節。酵母の働きを活性化させるためにかつお節の旨み成分を利用したという「SORRY UMAMI IPA」。酵母由来のフルーティな香りとホップ由来のエレガントな香りが特徴のビールが誕生しました。飲んでみると、ほんのりかつお節の味わいを感じますが、それがのどごしで柔らかな旨味へと変わっていきます。インパクトのあるパッケージに躊躇してしまいそうですが、思いのほか軽やかで繊細な味わいが楽しめます。

カリフォルニアのサンディエゴで愛されている、ビールにオレンジを添えるスタイルにヒントを得た「海の向こうのビアレシピ」。オレンジピールとコリアンダーシードに加え、柑橘系の香りが特徴のホップを使用することで、まるでオレンジそのものを添えたようなフレッシュで爽やかな果実味が口に広がります。さらに小麦麦芽をプラスすることで、柔らかな味わいに仕上がりました。軽やかな口あたりにカリフォルニアの風を感じてみてください。

「時間が経ったビールって苦手」という意見は、高アルコールビールの特徴のひとつで、時間の経過とともに麦の匂いが際立ってくるためです。「アサヒ グランマイルド」は７％という高アルコールにも関わらず、爽やかな飲み口で、時間が経っても味が変わりません。新たな副原料として使用しているレモングラスが穀物臭を抑制する特許技術と、アルコール臭を抑える成分を麦芽から最大限抽出する独自の技術により実現しました。自分のペースでじっくりと楽しめる“スロービール”をぜひ。

思わずパッケージ買いしたくなる、ロマンティックなネーミングと遊び心のあるデザインの「ひこうき雲と私 レモン篇」。レモンピールを使用することで、瑞々しいレモンの香りが広がる爽やかなビールです。青空にレモンが浮かぶデザインは、女性ウケも抜群。すっきりしたキレを感じさせる軽やかな飲み口は食前酒としてもおすすめです。缶には、柑橘の風味と爽やかな余韻を楽しむために「ぜひ、グラスで！」のメッセージが。お気に入りのグラスでどうぞ！