都会でピクニックできちゃう！？話題のグランピングレストラン

デートのお店選び、みなさんはいつもどうしていますか？　ガイドブックや雑誌はもちろん、さまざまなグルメサイトまであって、今やニッポンはレストランの検索天国ですよね。とはいえ、「デートを成功させるためのお店」をきちんと探し出せる人ってきっと少ないはず。だって、複雑な女性の好みや心理状態を理解できないと恋を成就させるってムズカシイもの。

そこで、本誌LEONでYULI*YULIとして14年間にわたり、あらゆるジャンルのレストラン＆バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当にデートで使えるお店の選び方をわかりやすく御指南いたしましょう。

太陽や風が一年でいちばん心地良い季節は、どこかへお出かけしたくなっちゃいますよね。たとえば、少し足を延ばして横浜まで行けば、赤煉瓦倉庫街や中華街などデートスポットに事欠きません。それに、海も見たいし、公園にも行きたい……。

そんな希望をすべて叶えてくれるお店が、実はあるんです！

一昨年の春、みなとみらいにオープンした、デイタイムグランピングを楽しめるダイニングラウンジ「PICNIC」。その名の通り、フードやドリンクを詰めたバスケットを持って、コチラの施設内だけでなく、近辺の公園などでピクニックが楽しめちゃうのです！

ホテルが立ち並ぶみなとみらい地区の海側というロケーションは、観光スポットからも離れていて静かな雰囲気。公園に面した抜群な立地に加え、敷地内にもグリーンがたくさん配されていて、素敵なアジアンリゾートのような趣です。

建物内のグランピングスポットは５箇所。水辺のテラス席や、お洒落なテントのなかのソファー席、屋上には、みなとみらいのホテル群と海を一望できるルーフトップテラスまであります。泳ぐことはできないけれど、インフィニティ・プールの向こうにはベイ・ブリッジも見えるの。
 
そう！ インスタ映えする場所があちらこちらにある、というワケ。どこでも好きな場所でピクニックを楽しめちゃうの。

ピクニック開始までの手順はこう。

1.まずは１階のラウンジでチェックイン。

2.フードやドリンクを選んだら、館内をぐるりと廻ってピクニックしたい場所を決めます。近隣の海見え公園も含めると、かなり迷うはずだけれど、デートなら楽しいでしょ！　

3.ラウンジへ戻ったら、用意されたバスケットを持ってお気に入りのスポットへ。あとは、ふたりっきりで風薫るピクニックタイムを思いきり楽しんで！

フードメニューのメインは、旅をしているような気分を味わえるサンドイッチ。というのも、常時用意されている5種類はどれも、世界を代表するものばかり。スウェーデンのカフェには必ずあるという海老サンド「レックマッカ」をはじめ、トルコ、メキシコ、キューバなどの代表的なサンドイッチはどれも美味しそうで、迷ってしまいます。

特にコチラは、とっても贅沢！　トリュフとフォアグラがふんだんに使われた、いわゆるロッシーニ風の豪華なハンバーガーです。数量限定の新作は、一度試してみる価値あり！

女性にとって外せないもの、と言えば、デザート！ メイソンジャーに入った、見た目もボリュームも嬉しいものが５種類あります。ふわふわとしたチーズケーキ、クレームダンジュとブルーベリーソースを重ねた「クレームダンジュブルーベリー」は、さっぱりと爽やかな香りにまったりチーズがぴったり。

イチゴたっぷりのショートケーキなども。どれも美味しそうで、目移りしちゃいます！

都会にいながら、ふたりだけで自然を感じられる時間をピクニックで過ごせるなんて、素敵でしょ？　何と言っても、面倒な準備やお片づけがいらないのですもの。青空の下、「PICNIC」で気軽にデートを楽しんでね。

食、シャンパーニュ、花、インテリアと多岐のジャンルが活動のフィールド。2003年、国際アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。本誌LEONの「オヤジのトキメキダイニング」でも長期連載中。2017年7月７日に、自身のバー「Champagne Bar LILI-LA-YULI」が10周年を迎えた。