第31回：変化球トリュフパンケーキ

パンケーキは火加減さえ気を付ければ誰もが作れる簡単料理。バターとメープルシロップで味わうスタンダードスタイルも十分美味しい福田祐三シェフのですが、たまには生地に隠し味をプラスしたり、トッピングをヒネってみたりしてはいかがでしょ。即座にテクニシャンも気取れますし、何よりひと手間かけるという計らいに大切な彼女が喜んでくれるかと。ぜひ、お試しを！

19歳の頃、日仏学院で語学を習得しつつ、同施設内のレストラン「ブラッスリー ベルナール」に勤務。その後、「オーベルジュ オー・ミラドー」「レストラン パッション」、マンダリン オリエンタル 東京の「シグネチャー」などの名店で腕を磨いて独立。2017年2月、白金に「フランツ」をオープンし、予約の取れない日が続いています。

●パンケーキ生地
・卵　3個
・薄力粉　150g
・ベーキングパウダー　1g
・ヨーグルト　120g
・牛乳　30g
・溶かしバター　50g
・トリュフ塩　適量
・トリュフオイル 5g
・砂糖　30g

・じゃがいも　１個
・フロマージュ・ブラン（ヨーグルトでもOK）
・ピクルス　適量
・パンチェッタ（生ハムでもOK）２～４枚
・ディル（ルッコラもしくはイタリアンパセリでもOK）適量
・黒胡椒　適量
・オリーブオイル　適量

ボウルに薄力粉、ベーキングパウダー、トリュフ塩を入れ、泡だて器で混ぜ合わせたら、卵、ヨーグルト、溶かしバター、牛乳を加え、泡だて器で粉っぽくなくなるまで混ぜ合わせます。

次にフライパンをよく熱し、オイルを引きます。生地をおたま1杯、上から中心に落とし、
中火で4分ほど焼いて表面がプクプクしてきたら、裏返して2分焼きます。

じゃがいも（できればメークイン）をふかして皮を剥いたら、塩を振り、フォークで軽くつぶします。

こうするとまろやかになって味にコクが生まれます。ヨーグルトを代用するのもアリ、ですよ。ジャガイモはつぶしすぎず、ある程度、食感を残しておきましょう。

01のパンケーキを皿に盛り、フロマージュ・ブランと合わせたジャガイモ、さらにピクルス、パンチェッタ（あるいは生ハム）をトッピング。

ディルはジャガイモと相性抜群。黒胡椒とオリーブオイルを最後にちょい足しすればできあがり。ぜひブルゴーニュのシャルドネと合わせて召し上がれ！