2026.07.13
【SAKE HUNDRED「密花」】グッチ ジャルディーノとコラボした19万8000円の日本酒、はたしてその中身は!?
Web LEON編集者がさまざまなジャンルのワクワクするモノ・コトを紹介する連載「Web LEON RECOMMENDS BEST30」。今回は食いしん坊担当の編集部員・秋山が19万8000円もする高級日本酒「密花」を発見! なんとあの「グッチ ジャルディーノ」とコラボして誕生したというラグジュアリーな逸品なのでした。
- CREDIT :
写真/菅野祐二 文・編集/秋山 都(Web LEON)

◆ 【SAKE HUNDRED】のスパークリング日本酒「密花」

▲ 「密花」19万8000円/SAKE HUNDRED
「日本酒で、19万8000円!?」
「しかも、スパークリング?」
「そして、『グッチ ジャルディーノ』とのコラボ!?」
【推薦者】 Web LEON編集部員・秋山 都
日本酒はまだまだ面白く進化し続けています!
……と、まあ驚きに満ちている日本酒「密花」なのですが、その中身を語る前に、ちょっと背景を説明させてください。ジャパニーズウイスキーが世界のオークションで高値をつけ、クラフトジンや焼酎もまた海外へと歩みを進める今、メイド・イン・ジャパンの酒をめぐる価値観は大きく変わり始めています。
問われているのは、味やクオリティだけではありません。その酒がどんな物語を持ち、どんな体験をもたらし、世界のラグジュアリー市場のなかでどのような存在として記憶されるのか。日本酒もまた、ブランドとして選ばれる存在になることが求められる時代に入っています。
一方で、日本酒の国内市場は長く縮小傾向にあります。日常酒として量を売るだけでは、産業全体のポジティブな未来を描きにくくなっているのも事実。だからこそ近年、米を磨き、技術を競うハイスペックな日本酒だけでなく、熟成、ブレンド、スパークリング、ボトルデザイン、ペアリング体験まで含めて、日本酒の価値を再定義しようとする動きが生まれています。目指すのは、単に価格が“高い日本酒”ではなく、世界の富裕層に選ばれる“ラグジュアリーな日本酒”。その最前線に立つブランドのひとつが、「SAKE HUNDRED」なのですね。

▲ 「密花」は「グッチ ジャルディーノ」(大阪・梅田)と「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ 」(東京・銀座)の店舗で、限定100本販売。
「伝統と革新が美しくひとつになった瞬間」
そこへ飛び込んできたのが、「SAKE HUNDRED」とあの世界的に有名な「GUCCI」のバーである「グッチ ジャルディーノ」が協業を果たしたというニュース。日本酒×GUCCIとは、なんと面白そう! 「SAKE HUNDRED」ブランドオーナーの生駒龍史さんに、コラボ誕生の背景を聞きました。
▲ 「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ 」で「密花」を試飲していた生駒さんをキャッチ!
▲ 「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ 」が「密花」とのペアリングに提案しているのは旬の桃をふんだんに使ったプレ・デセール。
▲ スパークリングでありながら、うまみと甘みが濃厚に溶け合う凝縮感。なのに軽さもあるからびっくり。

▲ 「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ 」で「密花」を試飲していた生駒さんをキャッチ!

▲ 「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ 」が「密花」とのペアリングに提案しているのは旬の桃をふんだんに使ったプレ・デセール。

▲ スパークリングでありながら、うまみと甘みが濃厚に溶け合う凝縮感。なのに軽さもあるからびっくり。
──日本酒と「グッチ ジャルディーノ」がコラボするとは、びっくりしました。
生駒 「SAKE HUNDRED」は2018年の創業当初から、品質だけでなくブランドとしても世界で通用する高級酒になることを目指してきました。品質はすでに僕らの強みです。でも、それをどう社会の認識と結びつけるかが大きな課題でした。だからこそ、世界中の誰もが知っているブランドとタッグを組む必要があると考えていたんです。知る人ぞ知るブランドではなく、誰もが「そのブランドなら」と納得する存在。そこにたまたま「グッチ ジャルディーノ」とのご縁がありました。


▲ 「SAKE HUNDRED」ブランドオーナーの生駒龍史さん。
——そこから、なぜスパークリング日本酒という発想に?
生駒 最初に考えたのは、「このレストランのお客様に何を喜んでいただけるか」ということでした。料理や空間との相性を考えると、一般的な日本酒よりもスパークリングのほうが自然ですよね。もちろん、王道なら純米大吟醸をつくるという選択肢もあります。でも僕らは、新しい提案をするブランドです。だから、伝統的な日本酒の形にこだわる必要はないかなって。
──「GUCCI」が大切にしている「伝統と革新」という考え方も、大きなヒントになったとか。
生駒 そうなんです。そこでたどり着いたのが、15年熟成させた「礼比(らいひ)」と新酒をブレンドするというアイデアでした。古いものと新しいものを掛け合わせる。それをスパークリングという新しい表現に落とし込むことで、「伝統と革新」を一本の酒として形にできるのではないかと。ブレンド比率も1%単位で調整を重ね、理想のバランスを探りました。重厚な熟成感=伝統と、発泡の軽やかさ=革新が、美しくひとつになった瞬間です。
推薦者が語る「ココがすごい!」
これは価格の話題性だけで終わる1本じゃない。
私は「SAKE HUNDRED」が誕生した2018年から、生駒龍史さんの挑戦を追いかけてきました。もちろん、「密花」のような高級酒を日常的に飲めるわけではありません。それでも新作が発表されるたびに心が躍るのは、一本のお酒の向こうに、「日本酒の未来はもっと面白くなる」という生駒さんの明るいビジョンが見えるから。
19万8000円という価格が取りざたされがちですが、このお酒を価格だけで語ってはいけないと思います。日本酒が世界でどんな存在になれるのか。その未来へ向けて放たれた、小さいけれど力強い一矢です。この矢がどこへ、どんな風に着地するのか、楽しみに見守っていきたいです。
秋山 都(Web LEON編集部員)
Web LEONの食いしん坊担当にして無類のお酒好き。午前中は原稿書き、午後は打ち合わせやメール対応、取材。17時以降は試飲やバー活にいそしむため、だいたいほろ酔いです。
「SAKE HUNDRED」ってどんなブランド!?
世界中の人々の「心を満たし、人生を彩る」ことをパーパスに掲げるラグジュアリー日本酒ブランド。2018年の創業以来、日本酒を単なる伝統産業ではなく、世界のラグジュアリーマーケットで評価される存在へと押し上げることを目指してきた。酒蔵を持たず、全国の実力ある蔵元と協業しながら、それぞれの技術を最大限に生かした酒造りを行うのが特徴。フラッグシップの「百光」をはじめ、従来の日本酒の常識にとらわれない商品を次々と発表し、国内外で話題を集めている。単に高価格帯の日本酒をつくるのではなく、プロダクト、ブランド体験、ストーリーまで含めて設計することで、「日本酒のラグジュアリー」という新たなカテゴリーの確立に挑み続けている。
※掲載商品は税込み価格です

■ 密花(みっか)
容量/720ml
価格/19万8000円
製造/永井酒造
販売/グッチ ジャルディーノ(大阪府大阪市北区梅田2-2−22ハービスPLAZA ENT )、グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ (東京都中央区銀座6-6-12)
●「薫り立つ、伝統と革新の結晶。」をコンセプトとし、バターを思わせる甘やかなアロマにハーバルなトーン、絹のようになめらかな泡、濃醇な果実の甘味と旨味、酸味との調和が特徴のスパークリング日本酒。

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