これはもはや嗅覚の楽園です
人間の動物としての本能を揺さぶるような香りから、19世紀のフランスの美食家ブリア・サヴァランに“媚薬”とも言わしめたトリュフ。この高級食材を、今回の簡単クッキングでは大胆にも「お茶漬け」に取り入れます。トリュフって生のままでも香るのですが、実はちょっぴり熱を加えるともっともっとふくよかに香り立つんです。ごはんの上にスライスしたトリュフを乗せて温かいスープを注ぎ、少しずつ熱を入れ、じわりじわりと嗅覚を翻弄するというヤリクチですね♥ では、その作り方をご紹介してまいりましょ!
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梶間 稔さん
パリの星付きレストラン「アルページュ」やランスの「ボワイエ(レ クレイエール)」などを経て、東京・南青山の中華レストラン「ダイニズテーブル」の厨房へ。フランス料理の匠だからこそ作ることのできる“進化した中華料理”を提案し続けています。
Step 01 “「ダイニズテーブル」流“トリュフチャーハン”を作る
熱した中華鍋にオイルを引き、溶き卵を投入。お玉などでかき混ぜて卵に火が入りきらないうちにごはんを投入。次に細かく刻んだトリュフと長ネギを加えてさっと炒め、塩で味を調えたら、最後にトリュフオイルをたら~り。すぐに火を止めて全体に絡めます。
Step 02 コンソメスープを注ぐ
少し深めの皿に盛りつけたチャーハンの上にスライスした生のトリュフをトッピングし、コンソメスープ(市販の固形スープの素を活用すればOK)をかければ出来上がり。
「ダイニズテーブル」でいただける“トリュフチャーハン”の作り方については、現在発売中のLEON8月号P.260をご参照ください。
写真/長谷川 潤 文/甘利美緒
大人の隠れ家でフレンチのロジックと技法で再構築した中華料理を
大人の隠れ家でフレンチのロジックと技法で再構築した中華料理を
住所/東京都港区南青山6-3-14 サントロペ南青山 B1F
営業/11:30〜14:30 L.O、17:30〜22:00 L.O 日曜休