世界初! アフタヌーンティー推しの「ブルガリ 東京 銀座 バー&ドルチ」


アフタヌーンティーはイタリアにもあった⁉
シルヴィオ・ウルシーニ(以下シルヴィオ) 変化にはサプライズがつきものです。多くのアワードも獲得したシェフ、ルカ・ファンティンが去ることになり、私たちは何か新しいことを始めようと思いました。日本では「イル・チョコラート」を2007年にスタートさせ、今や世界で展開するほど成長させた実績もあり、スウィーツに特化した店舗にしてはどうかと考えたのがきっかけです。
—— アフタヌーンティーに特化しているというのもユニークですね。アフタヌーンティーといえば英国の印象が強いのですが……。
シルヴィオ イタリアにも昔から「テ・デッレ・チンクエ(午後5時のお茶)」という風習があるんですよ。たとえばローマの「カフェ・グレコ」や、ヴェネツィアの「カフェ・フローリアン」などクラシックなカフェで、夕方にお茶とペストリーをいただきます。そうそう、この2店はゲーテやアンデルセン、ヘミングウェイなど多くの文人たちが通った店としても知られていますから、彼らも“アフタヌーンティー”を楽しんでいたかもしれませんね。

世界初となるブルガリのティールーム
—— 世界には意外に甘党オヤジが多いのかもしれません(笑)。こちらの「アフタヌーンティー」は、ニコ・ロミートさんらしくというか、ブルガリらしくというのか、とてもイタリアらしい内容ですね。
シルヴィオ 世界のブルガリホテルでもアフタヌーンティーは楽しめますが、アフタヌーンティーに特化したティーサロンはまだ世界でもここだけですから。南イタリア発祥の「パスティエラ」、ナポリの「ゼッポレ・ディ・サン・ジュゼッペ」、ローマの伝統菓子「マリトッツォ」……イタリアらしい世界観が余すところなく表現されています。
それに加え、ピエモンテ産のヘーゼルナッツと高知・土佐のベルガモットを組み合わせた焼き菓子や、日本の旬の食材を使ったミニケーキなど日本らしさもお楽しみいただけると思います。
—— 上質な素材を使用しているのと、バターや砂糖が控えめだからでしょうか。たくさん食べても食感は軽やかでした。でも実は私、甘いものがそんなに得意じゃないんです(小声)。
シルヴィオ 大丈夫! 「ブルガリ ギンザ ドルチ」では1日に4つの時間帯でアフタヌーンティーを提供していますが、12時~と18時~の回では、セイボリーを多めにしたラインナップをご用意しています。キャビアとサワークリームを添えたスズキ、ボタンエビのパート包み、カプレーゼのタルトレット、ひよこ豆のベジバーガー、アスパラガスとスモークサーモン、ミニローストビーフバーガー……イタリア各地を旅する気分が味わえそうですね。
—— それは魅力的。お酒も飲みたくなりそうです(笑)。


銀座で探す手土産に最強の新定番現る!?
—— イタリアらしいカンノーリやマリトッツォが一口サイズになっていることだけでもうれしいですが、緻密にオリジナルが表現されていますね。3ピースで4500円とは高価ですが、これいただいたらうれしいだろうなぁ。話題性もあり、最強の銀座手土産になりそうです。



■ ブルガリ ギンザ ドルチ
住所/東京都中央区銀座2-7-12 ブルガリ銀座タワー 9F
予約・問い合わせ/03-6262-0555
営業時間/12:00~20:00(日曜~18:00)