尾崎牛とやま幸のマグロを同時に食べられる！食いしん坊カップルに最適な店とは!?

尾崎牛とやま幸のマグロ。今回は、日本人なら誰もが好きな二大ごちそうを同時に食べられるお店「尾崎幸隆日本料理究極の和牛と生本鮪」をご紹介します。グルメ女子も大満足すること、請け合いですよ！

CREDIT :: 取材・文／渡辺ゆり子　写真／牧田健太郎

本誌LEONでYULI*YULIとして長きにわたり、あらゆるジャンルのレストラン＆バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当にデートで使えるお店の選び方をわかりやすく御指南します！

■ 11年前にオープンした、知る人ぞ知る隠れ家

現在、世界の主要都市で一番レストランの数が多い都市は、どこだかご存知ですか？ズバリ東京で、約15万軒もあります。2位は韓国・ソウルで約８万軒、3位は中国の深川6万軒、４位がパリで４万５000軒と続きます。さらに、ミシュランの星をもつレストランの数も東京が一番なんですって。

数多くの美味しい店が群雄割拠するグルメ都市・東京ですが、今回ご紹介するレストラン「尾崎幸隆日本料理究極の和牛と生本鮪」も、とてもレアな存在です。

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11年前にオープンした「尾崎幸隆」のロケーションは、麻布十番のエリア。ビルの地下にひっそりと佇み、今でも知る人ぞ知る店です。ユニークな店名ですが、“尾崎”は尾崎牛の尾崎から取り、“幸隆”はマグロ仲卸しとして超有名な「やま幸」のオーナー、山口幸隆氏が出資者のひとりであることに由来しています。

そう、コチラでは尾崎牛とやま幸のマグロが同じコースの中に組まれています。国内最高峰の牛肉とマグロを一大コンセプトにしたメニューを同時にいただけるなんて、唯一無二だし、なんて贅沢なんでしょう！ワガママな大人のデートに最適です。

店内は一見シンプルだけれど、よく見るとディテールが凝っていることが分かります。設計者の名前を聞いて納得！森田恭道氏によるデザインです。

天井付近に不揃いのボックスがいくつも並べられているデザインなど、モダンなのにエレガント。落ち着いた和の趣きもあり、とっても大人な雰囲気を漂わせています。

珠玉のコース料理から、ハイライトとなるメニューを抜粋しますね。

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まず、コチラはコース序盤に提供されるマグロの“突先”。100kgのマグロからわずか1.5kgしか取れない稀少部位です。筋と筋の間からかき出した身と、タクアン、ネギ、ミョウガを和えて、赤酢のしゃりの上に置き、さらにオシェトラのキャビアとワサビをオン。海苔で手巻きにしていただく至福な組み合わせです。

ちなみに、“突先”はマグロの頭部分にある身であることが分かります。ふたりでワイワイとイラストを見ながら勉強できるのも楽しいひととき。

マグロはその時々の一番良いものを仕入れているのはもちろんのこと、尾崎牛も直接半頭買いしていて、どこのお店よりも一番に買い付けているのですって。

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尾崎牛のサーロインは、熱々の陶板焼きに。特製のニンニク醤油を回しかけていただきます。香ばしい香りにも食欲をそそられちゃう。おそらく、日本人なら誰もが好きな食べ方ですよね。

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魅惑のT.K.G.……卵掛けご飯には、トリュフをたっぷりと。お米は、最初に二種類を食べ比べして好きなほうを選ぶことができます。なかなかできない心配りですよね。若鶏が産んだフレッシュな卵、生醤油と共に至福の時を。

季節の果物（ブドウ、梨、柿）と一緒に盛られているのは、自家製バスク・チーズケーキ。なんと尾崎牛の牛脂をバター代わりに使っている、ココならではのオリジナルです。牛脂の濃厚な旨味を味わうことができますよ。

お酒も色々と取り揃えています。一番左は、幻のシャンパーニュと言われる「サロン」のヴィンテ―ジ年以外にリリースされる「ドゥラモット」。中央は日本酒コレクター憧れの最高峰とも言える福井・黒龍酒造の「二左衛門」。右は鹿児島・白玉醸造の芋焼酎「魔王」、これも入手困難です。

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カジュアルなお店が多い麻布十番の路地裏にある隠れ家的な和食店。これだけでもお誘いのフックになりますが、最高峰の牛肉とマグロを食べられるとくれば、目を輝かせる女性は少なくないはず。大人なデートに、ぜひお使いください！

■ 「尾崎幸隆日本料理究極の和牛と生本鮪」

住所／東京都港区麻布十番3-3-13 B1
営業時間／平日17:00〜22:30（L.O.）、日曜・祝日15:00〜20:00（L.O.）　定休／水曜

予約・お問い合わせ／TEL03-3455-7744

●料金／「料理長おまかせコース」1万6500円（税込み・サービス料別）

詳しくはコチラから

● 渡辺ゆり子

食、シャンパーニュ、花、インテリアと多岐のジャンルが活動のフィールド。2003年、国際アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。本誌LEONの「モテたいオヤジの通ぶり!レストラン」でも連載中。2022年7月７日に、自身のバー「Champagne Bar LILI-LA-YULI」が15周年を迎えた。