このデニム一本で、大人の着こなしは完成しちゃいます

数あるワードローブのなかで、男らしさを主張するアイテムといえば、ジーンズ。そう、デニムパンツです。それがスラックス仕立ての「デニスラ」になると、イメージが一新。クリースやタックというクラシックなディテールに、気品や知性が感じられます。

生徒会の真面目くんとは違い、その品行方正さは教師からの評判も抜群、その一方で、体育会系や不良グループからも一目置かれる存在。それがデニスラくんなんです。

デザインはスラックスなのに、デニム素材を取り入れた「わかってます感」が人気の理由でしょう。さらに、今回紹介する4本は、各国のパンツ専業ブランドのもの。つまり名門校出身のデニスラくん。モテないわけがありません！

ジャブスはイタリア・フィレンツェにて1953年に創業したトラウザーズ専業ファクトリー。こちらはビームスが別注をかけた1プリーツのスラックス。ワイドな腿から膝下へとテーパードのかかったスリムなラインが美しく仕上がっています。ウエストはゴム入り＆ドローコードのリラックス仕様。

1930年にベルギーで創業した老舗パンツ専業ブランド、ボレリオにシップスが型から別注したデニムトラウザーズ「アーノルド」。ヒップから腿へと流れるライン、そして膝から裾にかけてストレートに落ちるシルエット。スリムなシルエットが多いボレリオには珍しい、このワイドなシルエットは別注ならではです。

こちらの濃紺デニスラは1952年創業のイタリア・ナポリのパンツブランド、ジェルマーノのもの。ストレッチの効いた生地を使用し、裾幅もやや広めに仕上げたスリムテーパードシルエット。デニム地であることはもちろん、この美麗シルエットはさまざまなコーデに役立つこと間違いありません。

2015年秋冬からスタートし、いまや日本を代表するパンツ専業ブランドとなったNEAT（ニート）。ウエストに2本のインタックを入れ、腰回りにたっぷりと余裕を持たせながら、裾にかけて緩やかなテーパードを効かせた今どきなシルエット。実はこちらはデニムではなくダンガリーなので、奥行きのある色ムラが特徴的です。