究極の傘は日本製！使い勝手もデザインもあなた好みの仕上がりに

こだわりの品で身の回りを固めたリッチな大人でも、ビニール傘の愛用者は意外と多い。でも、ソレって画竜点睛を著しく欠いているとは思いません!?　かくゆう英国紳士にとって、傘はステイタスシンボルのひとつ。もしダンディズムを極めたいなら、雨具もファッションアイテムのひとつと認めてそろそろ至高の一本をオーダーメイドしてみてはいかがでしょうか。
 
そこでオススメしたいのが、福井県で1972年に傘工場として創業した福井洋傘。中でも刮目したいのは、モノづくりを極めた国産ブランドだけを厳選したレクサスコレクションにも名を連ねる「ヌレンザ」。撥水剤では取り切ることができなかった水滴を、特殊な織りで解決に導く看板商品として名実ともに老舗の屋台骨を支えています。もちろんこちらも秀逸ですが、それに輪をかけて白眉なのが同社のオーダーメイドサービスです。
 
そもそも全ての商品が熟練職人によってハンドメイドされているため、ユーザーのニーズに沿った一本を作ることなどお手のモノ。生地の選定はもちろん、骨の数や長さ、角度に軽さ、柄のデザイン、弾いた雨音までが思いのまま。必ずや満足のゆく一生モノに仕上がります。オーダーは全国各地で開催される催事場で受け付けているとのこと。
 
ステッキ代わりに携えているだけで誇らしい福井洋傘のオーダー傘があれば、今までイヤでしょうがなかった悪天候が逆に待ち遠しくなるかもしれませんよ!?

3000を超える種類から、ブラウンのシルクをチョイスしたハイエンドな一本。天然の撥水性を有することから古くは傘生地の定番だっただけに、そのクォリティはお墨付き。

上から、コットンのように見えるもポリエステルとナイロンの混紡生地、リネン、シルクを用いた福井洋傘オススメの3本。柄や石突きも黒檀や竹など、好きな素材を選ぶことができます。革や編み込まれた紐とのコンビネーションによりホールドしやすい特殊な形状は、手が不自由な方も使いやすいように考え抜かれたユニバーサルデザインとなっているのだとか。

内側にボーダー柄が入ったこの生地は、明治・大正時代のモダンな男の定番柄。これを通常より多い16本の骨とカーボン製のシャフトで現代的に再構築しました。開閉の滑りは驚くほど滑らかな上、その際のカチッという音まで調整できるというから頭が下がります。もちろん、骨の数や、シャフトの素材も自分好みにオーダー可能。

例えば「映画で女優が使っていたあの傘と同じモノ」といった3000種類のアーカイブにすらないオーダーも叶いますが、その場合は生地から制作する必要があるため完成までに数年かかる場合もあります。通常の納期は約3カ月。写真は自社で作った晴雨兼用の富士紬。普通ではあり得ないような素材も、福井洋傘にかかればたちまち立派な傘に仕上げてくれるのだから驚きです。

ユニバーサルデザインの柄は同社の発案。使用するレザーの色や素材も自由自在。左から3本目はガルーシャ製。最高峰の一本を求める大人にはうってつけな選択でしょう。

ハンドルのデザインはもちろん、手の大きさに合わせて削り出す太さを変えてくれるのも同社のホスピタリティ。英国紳士のステッキよろしく携えるなら、左3種のようなデザインがおあつらえ向きです。

元音響エンジニアという異色の経歴の持ち主である社長の橋本さん。全国の催事にも赴き直接お客さんの対話しながら、オーダーに応じてくれます。

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