大人の白Tシャツ、差がつくのはドコ？

プリント系が人気を集める今年の夏T。なかでもロゴTはぜひともGETしておきたいアイテム。特に夏は、ポップなロゴも大いにアリですが、時にシックなチョイスでギャップを狙うなら、さり気なくリッチ感をアピールできるワンポイント白Tがオススメ。あくまで大人に見せたいのであれば、なおさらです。そこで今回は、ストリート感があるけどラグジュアリーかつ大人なロゴTを集めてみました。

ポイントは、ロゴがさり気ないこと。いかにもなアピール度の高いロゴじゃなく、よく見れば的な侘び寂びロゴTなら、ストリート感はひかえめになります。なおかつ、ライトオンスの生地を使っていることも重要。細番手の糸で織り上げた厚みを抑えた生地ならではの高級感あるドレープは、ラフなTシャツを確実に格上げしてくれますから。

そんなロゴTがあれば、夏はもちろん秋口のインナー使いでも活躍。ライトアウターを脱いだ時にチラっと見えるロゴが、センスの良さをさり気にアピールしてくれます。

オーバーサイジングと胸ポケットがストリートなラフさを示しながらも、そのポケットに配した「CD」ロゴパッチがラグジュアリーな印象に昇華。それも、アーティストのケニー・シャーフとのコラボとあって、大人顔にして夏らしい遊び心を楽しめます。バッグも同様に、モノトーンでシンプルだからこそ、ワンポイントの遊びが一層際立つってことです。

胸のロゴは、一見梵字かと思いきや、馬のモチーフです。エルメスによるTシャツとあらば、コットン生地の上質さは言うに及ばず。そこにラムスキンのシートから手作業で馬のシルエットをカッティングし、刺繍しているってワケ。ロゴの大きさも素材も、実に絶妙なリッチ感ですね。

近くで見ないとわからないほど、かなりコンパクトなロゴ。このさり気ない感じこそ、大人のロゴTにおける理想です。ボディはライトオンスのコットン。さらっと薄手で軽い風合いは、Tシャツといえども単にストリートなラフさとは一線を引き、上質顔に留めます。

フローラルモチーフ使いに注目が集まる今夏。アーティスティックな表現が目立つ中、ココンチのアプローチは実にユニークです。ロゴと重ねられた白いフローラルはプリントでも刺繍でもなく、ボディと同生地でパッチワーク的に形作られているんです。このヒネリ感、最高です！