好印象なプレゼントの秘訣は“ギラリ”じゃなくて“サラリ”です。

ホリデーシーズンにギフト、といえば、カップル間のもの、と誰が決めたのでしょう。たしかに愛を告白したり、深めたりするのにクリスマスの贈り物は非常に効果的。ロマンティックにイルミネーションされた街を、ギフトを手にしたカップルが闊歩するのはもやは日本の風物詩とも言えるものです。
ですが、本来のクリスマスとは、家族や、親しい友人や、まわりの人たちに祝福をこめてギフトを贈りあうもののはず。愛とは「モテたい」と思うリビドー、エロスだけではなく、感謝や友情、慈しみであってもいいんじゃないかな、と。え、下心？　もちろんあるけど、それを上手に隠せてこそのLEON読者というわけで。

ではまず仕事場で、アナタのまわりを見回してください。「もしかして俺より仕事できるんじゃないの？」なんて内心思っているデキる部下、いるんじゃないですか？　そんな部下に何か感謝の気持ちを贈りたいと考えるなら、その仕事をもっと楽しくスマートに演出できるようなステーショナリーが王道。ペンや名刺入れ、ブックマークなど……サイズこそ小さいもののシックなデザインの小物は、なかなか言えない「いつもありがとう」をアナタの代わりに雄弁に物語ってくれるはずです。

デキるLEON.jp読者のみなさまにおかれましては秘書やサポートメンバーがいることも珍しくないでしょう。陰になり日向になり、アナタを支えてくれる方たちには、ほっと一息つけるような癒し系ギフトを贈ってはいかが。こんなとき、直接身につけるジュエリーなどを贈ると「私に下心があるんじゃ」と誤解されることもありますので、テーブルウェアなど女子力高めなアイテムを選ぶのがコツ。「いつも鬼フリしてくるけど、私の生活のこともきちんと気遣ってくれていたのね」と、いつもよりオフィスの雰囲気がソフトになるでしょう。

さて、最後を飾りますのは、もらった人がクスッと笑うような遊び心のあるギフト。「誰にあげるの」って？　相手は誰でもいいんです。ギフトは、特定の相手に、特定の目的がなくたって、誰にでも、どんなときにも贈れば、みんながハッピーになれる魔法の呪文。ときには、いつも忙しい自分へセルフトリートとして贈ったっていいんです。そんなギフトは、日常生活から一歩離れた、遊び心のあるアイテムがおすすめ。すぐに使える実用品を贈られるときより意外に記憶に残る、オトナのギフトテクニックです。