大人の着こなしを一発で変える、注目のアイテムといえば？

スーツスタイルにおいては、デキるビジネスマンを象徴する柄というイメージが強いストライプ。確かに、バンカー達から愛される柄ですしね。シャープでスタイリッシュ、まさしく筋の通った感じは、男前柄と言って良いでしょう。

一方で、ヨーロッパにおいては、かつてストライプは印象の良くない柄とされていたのをご存知でしょうか？ 中世では悪魔的な柄とされ、忌み嫌われてきた歴史があるんです。囚人服がストライプ柄なのが、その証。その後、反骨や革命的な意味に転じ、1920年代にはギャングが好んで着用しました。

まぁ、現代の感覚とは縁遠い話ですが、それでもストライプは周囲の目を引く柄であることは間違いありません。その歴史とともに、コク足しにぜひとも活用しちゃいましょう。

ここ最近、より注目が集まっているストライプジャケット。チェックよりも比較的シャープで都会的な印象がありつつも、ピッチによってその顔つきは一転。こんな幅広ピッチなら、大人の色気顔に。黒のモックネックTとデニムを合わせれば、ご覧の通りちょっとワルっぽさがにじむアダルトなコーディネートを楽しめます。

ベルトレス、そして2プリーツとの組み合わせは、まさしくクラシックの王道。とはいえ、トーンによってはモードな雰囲気にも楽しめるのがストライプの懐深さ。ジャケットとニットをダークネイビーのアンサンブルにし、そこに同じくダークトーンのストライプパンツを。その姿は、クラシック転じて都会的な男前顔です。