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2017.10.30

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ダンヒルで実践! 定番アイテムを今っぽく着こなすコツ

定番アイテムの魅力は、そのスタンダードなデザインを活かしてトラディショナルに着こなすこともできる一方、組み合わせ次第で今っぽくも着こなせるところ。つまりその着こなしの幅にあるんです。この冬注目のアイテムを英国の名門・ダンヒルを例にLEON.jp編集長前田が実践しました。

写真/福本和洋(MAETTICO)
スタイリスト/稲田一生
ヘアメイク/北村達彦
文/持田慎司
「今っぽい着こなしをしたいけれども、デザイン過剰なアイテムを取り入れるのは苦手」という方は案外多いのではないでしょうか。かくいう当サイトの編集長を務める前田もその一人。ファッションの業界で30年近いキャリアを積みながら、実は「モードファッションは好きだけれども、自分はうまく着こなせない」のが悩みだそう。「だからワードローブは9割の定番に、1割のモダン(色、柄、デザインなど)がベストバランス」という本人。実はこのバランスには意味があるそうなのですが……。

メンズファッションの王道にして、絶妙なモダナイズで常に時代とフィットし続けるブランド、ダンヒルのアイテムを例に、定番と呼ばれるアイテムのアップデイトした着こなしを考えます。

1. キーアイテム「ファー付きのロングダウン」

定番のダウン×定番ニットの組み合わせが、実は新鮮

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防寒性に加えファッション性も向上させたロングダウンを主軸にして。インナーに合わせた発色の美しい赤のニットが、重苦しくなりがちな秋冬の着こなしに彩りを添えます。コート23万円、ニット8万1000円、デニム4万5000円、サングラス4万3000円、靴21万円(限定店舗展開)/すべてダンヒル
「ひと昔前までは防寒性のみのアイテムという印象が否めなかったけど、ここ最近ではファッション性の高いモデルが増えてきた」

と前田もいうロングダウンですが、存在感が大きいゆえに、個性を生かした着こなしとなるとなかなかハードルが高いもの。そこで前田が実践するのは「普段はあまり着ない」という派手色のニットでのコーディネート。

「本当の主人公はロングダウンなんだけど、一枚強い色を挟むと、全体に“意図的”な感じが出るんじゃないかな」

とは本人の弁。ここで着用しているダンヒルのロングダウンの新作は、テーラードジャケットの上からも羽織れるエレガントさと、カジュアルユースでもリッチ感が漂う一着。すっきりとしたシルエットなのにストレスなく着られるフィット感も魅力です。そんな一着に合わせた赤いニットも、シルエットは至ってベーシックなのですが、その発色の良さが素晴らしい。

「ビビッドなのに品良く見えるのは、上質なカシミアを使っているところにあるはず」

と前田。普段、色を多用しない前田が積極的にトライできるのは、それぞれのスタンダードアイテムが上質で時代感を反映しているからなのです。

◆ 着こなしのポイントはコチラ

2. キーアイテム「紺ブレ」

王道の紺ブレをさらりと都会的にするグレーのクルーネック

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英国仕立ての構築的なフォルムのネイビーブレザーに、あえてブラックのパンツやシューズ、そしてチャコールグレーのクルーネックニットを合わせることで、都会的なヌケ感を演出。ジャケット19万5000円、ニット9万7000円、デニム4万5000円、靴21万円(限定店舗展開)/すべてダンヒル、メガネ、チーフは私物
「こういう誰でもできるベーシックなコーディネートはひとつひとつのアイテムのシルエットやクオリティが高くないと格好がつかない」

という前田。

「この紺ブレは、肩が少し張っていて、ウエストのくびれがはっきりあり、かつ着丈も少し長い、まさに最旬のシルエット。だから、白いシャツにグレースラックスでタイドアップしてもいいだろうし、黒いパンツで今っぽくも着られる」。

ただしインナーに選んだクルーネックのニットは“あえて”だそうで。

「いつもなら黒のタートルネックを合わせちゃうけど、これはチャコールグレーの色みとケーブル編みの表情で、Vゾーンに立体感をもたせられるな、と思って」。

確かに全体としてはとても今っぽい雰囲気なのですが、一点一点のアイテムは驚くほどにベーシックですよね。

「ベーシックなアイテムだからいつまでも使える、というのは嘘ではないけど、買ってから5年を経過したものはシルエットが古くなっている可能性もあるから見直した方がいいかも」

と前田。ちなみに今回着用したアイテムの中で一番のお気に入りがこの紺ブレだったそう。みなさまにもオススメのようです。

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3. キーアイテム「リブ付きのスエットパンツ」

だらしなくないスエットのこなしにはあえてのチェスターを

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ともするとだらしなく見えてしまうリブパンに、エレガントでかっちりとした印象のチェスターコートを合わせることで、リラックス感と上品な雰囲気を両取りできる大人のコーデを実践。コート29万円、ニット8万1000円、パンツ3万8000円、サングラス7万2000円、靴5万9000円/すべてダンヒル、靴下は私物
「ここ数年で一気にファッションアイテムとして市民権を得たリブ付きのパンツだけど、まだまだ着こなしや着回しが難しいと思っている人もいるんじゃないかな」

ということで、前田が実践してみたのが、チェスターコートとのコーディネート。「本誌をはじめ、雑誌やスナップなどで散見されるスタイリング」とはいえ、なかなか一般人には難しいような……。

「もちろん難しいのはわかっているけど、リブパンを革ジャンやカジュアルコートと合わせも当たり前すぎて参考にならないでしょ」

ということで、あえて一般的には難しいと思われがちなコーディネートを実践したそう。

「このコーデのポイントは全てライトカラーでまとめたことと、素材感が近いこと」

と前田が言うように、確かにチェスターもインナーのニットもスエットパンツも一見した素材感は同質(事実、3点ともにカシミア、もしくは混紡のリッチな素材)、しかも色みが総じて明るいものばかり。さらに「ボルドーだとさらに大人っぽく仕上がるけど、赤ソックスで洒落っ気をプラス」という着こなしも前田流のアイデア。

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 4. キーアイテム「ダウンベスト」

ワントーンにこなせば、スーツにダウンベストは軽快にしてシック

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カジュアルなイメージの強いダウンベストも、布帛のタイプをスーツと合わせてワントーンで着こなせば俄然シックに。あえての黒スニーカーで、さり気なくヌケ感を演出するのもお忘れなく。ダウンベスト13万円、ジャケット20万9000円、ニット6万円、パンツ5万円、グローブ5万6000円、靴5万9000円/すべてダンヒル
LEONの読者ならご存知の“ジャッカジレ”はイタリアの定番とも呼べるような着こなしですが、果たしてこのコーディネートのポイントは?

「1トーンのコーディネートは近しい質感で揃えれば、むしろ柄が違う方が洒落て見える」

というのが前田の持論だそう。確かにコーディネートは黒からグレーで完全に統一、うっすらハウンドトゥース柄の入ったコンパクトかつモダンな作りのスーツと、カシミア混のウール素材を使用したダウンベストがともに同系色のグレーなので、ぐっとモダンに映えます。

さらに「足元はドレスシューズではなく、あえて黒スニで軽やかにハズすことでヌケ感を演出」というのもポイント。白いスニーカーの人気に対して黒スニは控えめな存在だけれども、グローブなどと合わせると最高のコンビアイテムとして使えます。

「スーツが中心になったコーディネートだから、周辺のアイテムがすべてカジュアルアイテムでも、なんか大人っぽく見えるでしょ?」

との言葉どおり、むしろ大人にこそ実践していただいたい着こなしですね!

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ダンヒル

お問い合わせ/☎03-4335-1755
URL/www.dunhill.com/jp

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