使い回しはNG！ ミニバッグはなぜ人気？

クラッチバッグ人気を経て、一大潮流となったのがミニバッグ。とりわけ持ち物が少なくて済む休日の定番となってきました。そうした背景を受けて、さらに立ち位置は変化してきたのですね。

バッグは持つもの、背負うもの。そんなこれまでの常識が変わり、今バッグは着るものとなりました。それを象徴するのがミニバッグを胸前に持つスタイルが主流になってきたこと。となると、コーデもバッグありきで考える必要があります。つまり、ちゃんと服と同じように着替えましょうってコトです。

例えば、シャカシャカ系のセットアップにはスポーティなネックポーチを、オーバーサイズコートにはボディバッグを内掛けで、スエードブルゾンの場合は巾着でハズしを。巾着は胸前ではなく手元ですが、クラッチバッグと比べて随分とミニサイズになるので、もはやアクセサリーと捉えるのが正解です。

サイズ同様にプライスも比較的手頃、バリエで揃えるのがいまどきの大人の嗜みと心得ていただきたく。

休日バッグとして、今一番人気なのがネックポーチでしょう。首から下げるミニポーチは、取り出しやすさの面でも実に魅力的。よりミニサイズなネックウォレットも人気です。サコッシュ然りスポーティな印象が強いタイプなので、シャカシャカ機能素材と相性抜群。ただし、セットアップと合わせる場合は、スポーティすぎてチープに見えないようレザー製がオススメです。

今季スタートしたばかりのトータルブランド「テクネ」。丁寧なモノづくりに徹底してこだわる同ブランドの製品はすべて東京下町製で、上質かつ機能的。こちらのランヤード・オーガナイザーは、肌触りのよいフランス製の羊革と、アクセサリーにも使用されるゴールドカラーのメタルチェーンを採用してラグジュアリーさを醸します。口が大きく開くため出し入れがしやすく、カード入れやキーホルダーリングなど、実用性もしっかり。

思えばミニバッグの火付け役は、ボディバッグでした。今や大人の休日バッグとして定着したコチラ。スポーツやアウトドアバッグとして定番の形とあって、アクティブなイメージがやはり強めです。しかし、重厚なレザー製ならクラス感もバッチリ。パーカにオーバーサイズコートを合わせたラフなスタイルを格上げしてくれます。ストラップが太い分アウターに干渉しがちなので、アウター内掛けがオススメ。

モデルが着用したのがこちら。シボ入りのレザーとスムースレザーをコンビ使いしたコチラ。漆黒のレザーが、スポーティなボディバッグに高級感を与えます。メタルジップ、そしてメタルバックルもそれを後押し。それでいてマチ幅11cmというボックスシルエットは、収納力の高さと出し入れのしやすさを叶えます。

人気の巾着。紐や本体を握って持つラフさは、リラックスやコンフォートがキーワードとなる昨今のファッショントレンドにマッチします。とはいえ、和風すぎるものは難易度が高いので、レザー製で大人な印象を入れるのが正解。そうすれば、今春旬なアメカジ顔のスエードジャケットともご覧のとおりなじんでくれますよ。

モデルが持っているのがこちら。一見重厚ながら、持つと抜群に手なじみが良いソフトシュリンクレザー。同レザーを使用したフリンジチャームの揺れ感は、手持ちだからこそ一層楽しめます。開口部はレザー紐に加えてマグネットも採用。実は着脱式のストラップが付属しており、ショルダーバッグとしても使えます。