業界人はみんな知っている!? 誰でも簡単にお洒落になる色使いとは？

春の陽気に誘われて、爽やかな色使いを楽しみたくなるこの頃。とはいえ、色合わせに苦労している人は結構多いのでは？ 色の相性はもちろん、トレンドもありますしね。気付けば同じ色ばかり、なんて人も少なくないはずです。でも、いつも変わり映えしないのは寂しいもの。そこで今回は、労せず洒落見えする大人の鉄板色合わせをご紹介しちゃいます。

まずはアズーロ・エ・マローネ。イタリアのモテ男おなじみの色合わせで、アズーロ＝空色、マローネ＝栗色という意味。つまり青と茶ですね。空と大地の組み合わせに違和感など感じる人がいないように、どんなトーンでも抜群になじむ鉄板中の鉄板です。

次に茶×黒。黒はベースカラーとしてどんな色とも相性の良い、いわば下支え色。そんな黒に茶を合わせることで、都会的にして渋さのある色合わせになります。茶と黒の割合によって印象の調整が可能で、黒が多いほどモード、茶が多いほど渋い印象になります。

最後はベージュ×白。これは今春のトレンドカラーでもあり、昨今人気のワントーン的な統一感を楽しめます。その印象は、言うまでもなく上品でクリーン。トーンを上げるほどにリッチ感もひとしおです。

以上3パターンさえ覚えておけば、大げさじゃなく一生困りませんよ（笑）。

ややトーンを上げたネイビーに、ブラウンのオープンカラーシャツ。チーフや足元にもブラウンをあしらうことで、お手本的アズーロ・エ・マローネのでき上がり。色相環において対局の色だけに、お互いを引き立ててくれます。この色合わせは、ネイビーと茶、ブルーとベージュといったようにトーンを変えていかようにでも適用が可能とあって、覚えておくと実に便利。春夏シーズンは青をベースに、秋冬シーズンは茶をベースにするのも基本テクです。

色相環的に言えば、アズーロ・エ・マローネに近い関係性にある茶×黒。さらに言えば、LEON推奨の金×黒も似た関係にあります。渋さや落ち着きを表し、さらに膨張色である茶ですが、黒と組み合わせることで引き締まりモードな洗練さを持ち合わせることに。黒面積を多くするにつれ、その印象はより強まります。コチラでは、ソフトスエードの茶ブルゾンに、黒スラックス&スリッポンを。茶×黒のボーダーニットを合わせるとグラデーションが生まれ、洒落感が高まりますよ。

ニュートラルなカラーでまとめるのは、品良く見せる色合わせの常套手段。特に今シーズンはホワイトやライトベージュなどが人気とあって、取り入れない手はありません。ワントーンもありですが、こちらのコーディネートのように、全体の明るさやトーンは揃えつつも、ニットジャケット、ストライプシャツ、スラックス、そしてスエードシューズそれぞれの色を微妙に変えることで、統一感がありながら表情のある色合わせを楽しめるんです。