ちょい目立ちな、大人スニーカー厳選４足。エルメス、ドルチェ＆ガッバーナ、グッチ、サンローラン

ダッド系のビッグシルエット然り、ハイテク系のビビッドカラー然り、大人のファッションにおいてスニーカーが浸透して久しい今日この頃。もはや脇役と呼ぶには憚られ、コーデの主役と言って差し支えないアイテムとなりました。そんな中、今スニーカーは早くも春の訪れと言わんばかりに派手さを増しています。

この秋冬はブーツもにわかに盛り上がり、またレザーシューズも徐々に盛り返している様子も見られました。そろそろ派手派手なハイテクスニーカーも過渡期か!? との声も上がっています。

しかし、果物は熟してからしばらく置いた方が美味しいと言うように、派手スニーカーも実は今が食べ頃。なにせ、この春夏に向けた新作は、どれもかなり攻めたカラーリングを披露していますから。何かと大変な世の中ですが、スニーカーぐらい浮かれたいところですよね。

ニットソックアッパーを採用した「クルー」。その質感こそシックですが、シームレスなアッパーを彩るマルチカラー使いは、ひと足早く春を感じさせます。こんなカラーリングにおいては、サイドのHロゴもどこかストリートな印象に。とはいえトーンは抑えめなので、ポップすぎませんけどね。

ココの得意技といえば、ギミック感に溢れた意外性のあるデザイン。アイコンスニーカー「NS1」はラバーソールで、スリップオンにすることも可能。アッパーは実にデコラティブでボリューム感あり。幾何学なデザインやカラーリングが、ハイテク感を主張します。

ベースこそローテクでクラシカル。アーカイブからインスピレーションを得た〔グッチ テニス 1977〕スニーカーは、昨年リリースされたばかりですがすでに貫禄アリです。そのアッパーには、デニム地に加えジャカード織りによるGGパターンが。さらにウェブ ストライプにホワイトのテープ使い、ソールの巻きテープにもラインを施すなど、盛り要素満載です。

80年代のバッシュを想起させるハイトップスニーカーの「SL24」。レトロだけどどこかモダンという評判は、このカラーリングに起因します。ペールトーンのブルーとピンクを、ブラックで引き締める。パンチングレザーにスムースレザー、スエードと素材感の異なるレザーミックスが、ラグジュアリー感をしっかり楽しませます。