スーツに「チーフ」を使わないとむしろ逆効果、説

男性からしてみれば当たり前のことも、女性から見れば違和感がある、なんていうのはよくある話。だって性別が違うのですから、当然ですよね。

スーツを着る側としては間もたせの意味も込めて仕上げにチーフを挿すのですが、それをどう判断するのかは女性。で、彼女たちの本音を探ったところ、「チーフはハレの日のイメージ」とのこと。

だったら、その飾り、使うことでコミュニケーションツールにしませんか？というのが本項の趣旨。ベンチを拭く、ナプキン代わりにするなど、何でもいいからとにかく使ってみる。そうしてチーフを意図的に、何度も胸元から飛び出させることが、イタリアオヤジのような、板に付いたチーフに見える術と心得ておきましょう。

チーフの挿し方はさまざまですがどうせなら、話のネタになるほうがありがたい。そこで胸元に一輪の花が咲くアレンジテクニックをご紹介。これなら胸にも会話にも華が咲きます。

このテクニックは「ターンブルローズ」と呼ばれる挿し方のアレンジ版。レアなことで知られる青いバラも、この方法を使えば胸元に誰でも簡単に再現できますよ。

ロイヤル感のある深いネイビーと白のパイピングは、モテるオヤジのお洒落の鉄板カラー。ゆえに胸元に一枚挿すだけで、リッチでさわやかなスタイルが完成します。色合いとしては端正な印象ですが、シルク特有の艶感によって上品ななかにエロティックさも感じられますよ。

可憐なカーネーションやバラを彷彿とさせる、ピンクの優しい発色が特徴的な一枚。光沢のあるサテン地なので、胸に挿した時の表情も実に豊かにキマります。胸元で花を咲かせれば、繊細かつ優雅なオヤジさん、という印象を与えられそうです。

ポルカドットを囲む、直線的なラインを重ねたデザインは、リーフとなる部分の主張が強めの仕上がりに。色合いとしてはモノトーンなので、シックなイメージを演出できるはず。これならほかではない、世界にひとつだけの花を咲かせることができます。