ボリューム感が新鮮!? な、注目ダウンといえば？

今年もダウンの季節がやってきました。アウトドア人気の高まりもあって購入を考えている人も多いと思いますが、そんな折だからこそ注目したいのが、アウトドアでも通用するハイスペックと都会顔を兼ね備えた、大人な一着でしょう。

街で着るダウンというと、通常ダウンの量も最小限でモコモコっとしたフォルムを抑えたものが主流。ですが、昨今は、イタリアを中心に、これでもかとダウンをふんだんに入れたハイボリュームなモデルが増えているんですね。なのにボディの色使いやファー、ジップやボタンといったディテールには、都会的なデザイン性がしっかり盛り込まれているのがポイント。それゆえ、ボリュームのあるフォルムが逆にファッションとして新鮮に映えるんですね。

なんなら極寒のアウトドアにも対応できるスペックでありながら、カフェやレストランにも馴染む。そんなボリュームもデザイン性も高め＝イマドキ感といった具合です。ちなみに腰が隠れるぐらいのたっぷりとした着丈も外せません。

そんな今年らしい４着をピックアップしてみました。

イタリアはヴェローナ発・洒落者御用達のダウン＆アウターウェアブランドの本作｢エリック｣は、着脱可能なウォーマーのギミックが目を惹くデザイン。ミリタリーライクなシガレットポケットを備え、着るだけでサマになる存在感があります。かつ、軽量＆防水性を備えたポリエステル生地はマットな風合いで、落ち着いた印象。これぞ、大人が選ぶべきダウンのお手本です！

ふわふわのダウンが詰まったインナーフード＆前立て部分は、気温やスタイルに合わせて取り外すことが可能。ギアブランド顔負けの本格ギミックです。イタリアンブランドらしく、裏地のブランド表記も洒落ていますな。

ミラノ発の人気ブランドより、ミリタリー基調のダウンジャケット「フォンド」です。最上級のホワイトグースダウンの使用によってダウン量を抑えたその一着は、十二分の暖かさを備えながら驚くほど軽量！　楽チンな着心地を堪能できます。また、表地にスーパー150'sのウール×シルク生地を用いているのも希有な特徴。なめらかなタッチと淡い艶に、ラグジュアリーが薫ります。

ピッティ ウォモでも注目を集めていた伊ブランドのこちらは、ほんのりレトロな温かみのある顔立ち。首周りがボアになった前立てやファーは着脱可能で、気候やコーデに合わせてベストなスタイルを選択できます。ポリエステルコットンの表地はオリジナルで、染色時に130℃の熱を加え高密度に織りあげたもの。防水性や防風性に優れるうえ、滑らかなタッチが気持ちイイんです♡

"世界で最もスマートで、頑丈で、ラグジュアリーなアウターを届けたい"という思いから2007年、カナダに設立したムースナックルズ。その思いがビシビシ伝わってくる『ゴールドシリーズ』の一着です。コットン×ナイロンの撥水生地は、目の粗い男らしいタッチ。フォックスファーのフードや煌びやかなゴールドパーツが、タフなブラックの生地へガツン！と映えます。