チャリ派の味方、最強レインウエア４選

女心と秋の空とはよく言ったもので、天気予報も当てにならないこの時期。気持ちよくペダルを漕いでいる途中で雲行きが怪しくなって、目的に到着する前に土砂降りの雨に遭遇してしまうなんてことも。そうなると、せっかくの外出なのに、テンションだだ下がりですよね……。

だからこそ、やっぱり頼れるレインウエアを備えておきたいもの。しかも防水透湿性はもちろん、前傾姿勢になるライディング時に求められるデザインやディテールも網羅しているものなら言うことありません！

そんな視点から選んだのが、パッカブル仕様のレインジャケットとハイスペックなポンチョ。どちらも、しっかり雨風を防いでくれることはもちろん、都会の風景に溶け込む洗練されたデザインをしっかり備えています。それゆえ、変わりやすい環境下でも常にスタイリッシュな着こなしが楽しめます。

自転車に乗っても、雨が降っても、あくまでスマートでいたい。そんな大人の願望を叶える４着をご紹介しましょう。

アウトドアファンならずとも、防水透湿素材の代名詞としてその名が浸透しているゴアテックス。高温多湿な日本では、防水性か透湿性のどちらかを優先させると、どちらかに不満が残るというのが現実でした。そんな不満を解消する、サイクリングに最適な素材がGORE-TEX SHAKEDRY™。超軽量で極薄な素材は、持続的な撥水性と防水性を発揮しつつ、ウエア内部の蒸れを素早く放出してくれるから。立体裁断とストレッチ素材の切り替えを駆使したフィットで風の侵入も防いでくれるから、身体を冷やすこともなく長時間ライドも安心。

背面にある小さなポケットに小さく折りたためるパッカブル仕様なので、普段使っているバッグやリュックの中に常備しておくのがおすすめ。

リブランディングによって生まれ変わった、エイチアイピー バイ ソリードの第一弾コレクションの中でも注目すべきはこちら。米カリフォルニア発のピストバイクブランド、リーダーとのコラボレーションアイテムで、撥水加工を施した4WAYストレッチ素材に、脇下のベンチレーションを加えて通気性も高めたサイクリングジャケット。前傾姿勢になることを考慮して前後差を付けたボディと可動域の広いショルダー、アクセスしやすいフロントポケットと背面の大型ポケットなど、サイクリストが求めるデザインとディテールを網羅した本格派なんです。

着用しないときに斜めがけできるストラップを内側に装備。背面の大型ポケットに本体を折りたたんで収納することでコンパクトになり、サドルに取り付けることができます。

サイクリングの分野でも高い評価を得ているモンベルから。こちらも前述のゴアウェアと同じく、通常であれば内側にあるメンブレンを外側にした、GORE-TEX SHAKEDRY™を採用。しっかりと水を弾きながらも、高い透湿性によりウエア内の不快なムレを軽減してくれるのです。バイザー付きのフードは、スナップボタンで取り外し可能。身体にフィットする立体裁断を施し、随所にリフレクタープリントを配すことで、夜間走行時の安全性を高めています。

リップストップナイロン仕様の専用スタッフバックにコンパクトに収納できるので、バッグの中でかさばらず、持ち運びもストレスになりません。

80年以上の歴史を誇り、数々の一流ブランドのアウター生産も手掛けていたことでも知られるシーラップ。設立当初はレインウエアを得意としていたのです。こちらはそんな同ブランドの威信をかけたテクニカルな一着。グラフェンと呼ばれる防水透湿素材は、体温を一定に調整する機能も併せ持ち、同時に引き裂き強度も高いのです。人間工学を元にしたパターンでデザインされているので、ナチュラルストレッチの素材と相まって動きやすさも確保しています。

アームとボディをつなぐ部分のスナップボタンを留めて着用し、ベンチレーションの機能も果たします。ゆったりとしているのでスーツの上にも重ねやすいのです。