いま履きたい大人サンダル４選

今年の夏はリゾートどころではありませんでした。誰もが不完全燃焼といったところで、夏気分はなかったようなもの。9月の連休あたりには、せめていろいろ落ち着いてきそうですので、３密を避けながら、都内のラグジュアリーホテルや近場のリゾートあたりで、ちょっとだけ休暇を取られてはいかがでしょうか。

最近の主流はお籠り系なので、ホテルならルームサービスを頼むとか、気分転換に近くの湖や海辺でも軽く散歩したりするのには、ちょっとリッチなサンダルがあるととっても便利。家から履いてきた靴のままではリラックスできないし、部屋に用意された使い捨てのスリッパは、ラグジュアリーとは言い難いですからね。

いつも愛用するラグジュアリーブランドの、気軽なサンダルを集めてみました。どれもシンプルな"つっかけ"ですが、リッチな素材と個性的なデザインは、たとえサンダルといえども手を抜かない、お洒落な大人には必携といえましょう。今年最後の夏のつもりで残暑を楽しむなら、ぜひご持参くださいませ！

ショーン・ステューシーとコラボレートしたFALL2020のコレクションには、ビーチサンダルがラインナップ。ストラップにはステューシーの書体で「DIOR」と刺繍されています。インソールはグラフティ風のモノグラフですが、ベースにはディオールのシグネチャーとなっている格子柄「カナージュ」をプリント。こういうところで、モードとストリートの絶妙な融合がされていました。

一見シンプルでカジュアルなスリップサンダル（シャワーサンダル）なのに、ラグジュアリーな素材使いとは贅沢の極み。ファブリックはアイコニックなオリジナルGGキャンバスで、フットベッドは足裏にぴったり吸い付くように立体的に成形されています。ラフなカジュアルスタイルを格上げしたり、グレスラにハズしで合わせたり、スタイリングのアイデアが色々と浮かびそうな一足。

ダッドでハイプなデザインが人気の「トラック」スニーカーをスライドサンダルにモディファイ。見た目のインパクトは抜群で、街中でも一見サンダルとはわからないハズ。もちろんスニーカー並みの履き心地の良さと歩きやすさはしっかり受け継がれています。素材にはネオプレンやラバーが使われていて、レザーを一切使っていないところもイマドキの感性で好印象かと。

パンチングホールで「TF」と打ち抜いたストラップサンダルは、いかにもトム フォードらしいミニマルでモダンなデザイン。フットベッドは足裏にフィットする立体構造で、しかもフットベッドもレザーが使われているのでラグジュアリーな履き心地です。かたちはシャワーサンダルですが、もはやドレスシューズ並の貫禄です。