【お洒落スナップ／スーツ編 Part3】 貫禄クラシックスーツを、大人が今どきに着こなす方法とは？

クラシックトレンドが続くスーツ事情。クラシックといっても原理原則に従ったクラシックではなく、いかにモダンに解釈するかがお洒落な着こなしのコツです。

モテる大人のリアルSNAPスーツ編の第3回となる今回は、その辺りにご注目を。ひとり目は色の統一感によって、ふたり目は上質素材によってクラシカルななかにモダンな要素を注入。どちらも難易度の高いテクニックではありますが、それだけにぜひとも隅々までご覧あれ！

チェック柄のセットアップは、スコットランドのカントリーツイードにおける名門ラヴァット社製生地で仕立てたもの。シェットランドウールのニットとの組み合わせは、まさに由緒正しき英国カントリーといったところ。ですが、全体の色味を揃えることでむしろ洗練された印象になるから不思議です。

タブカラーのシャツに締めたタイにはドット柄が。ジャケットのチェックから色を一部拾うことで、アクセントを効かせながらなじませています。

カントリーなセットアップの影響で、一見するとヴィンテージに見えるシグネットリング。繊細な彫金が、ピンキーながら存在感大です。

ローファーも全体の色味と合わせてブラウンのスエードを。グリーンの靴下は、ドット柄のタイと同様にセットアップのチェックと色リンクを。

クラシカルな千鳥格子も、こんなマイクロサイズだとモダンな印象に。おまけに黒のタートルネックニットとなら、ストイックな雰囲気さえ漂います。さらにニットもストールもシルク×カシミアで、極上に柔らかな風合いによってエレガントな印象も加味。ベルジャンシューズの色気も見逃せません。

マルコム ベッツのリングとブレスレット。ともにシンプルなデザインで、タートルネックのニットから漂う都会的な洗練さとマッチします。

シルク×カシミアのニットとストールから漂う色気を、クロコダイルのベルトでも後押し。ただし、モノトーンに徹することであざとさはナシ。