お洒落な人はこの春、アウターにコートを選んでいる!?

クラシックトレンドを受けて、昨年の秋冬シーズンに人気を博したベルテッドコート。トレンチコートからタイロッケンコート、ラップコートなどなど、様々なタイプがリリースされてました。その流れは、スプリングコートにおいても継続。様々なブランドからリリースされており、選択肢は豊富です。

ベルテッドコートの利点は、着こなしに変化がつけやすいこと。ベルトを締めてタイトに着る一方で、ベルトを垂らしてリラックス感を楽しむこともできます。バックルに通すのか、ラフに結ぶのか、といったベルトの締め方次第でも印象はガラリと変わりますしね。しかもそのどれもが、男性をセクシーに見せてくれます。

面積が大きいアイテムでもあることから、これ1枚で春コーデがキマるのも見どころ。コーディネートに迷ったらベルテッドコートをオススメします。

レインコレクションからのリリースとなるトレンチコート。創業初期に展開していたアーカイブに着想を得たもので、トレンチにおける王道的ディテールを踏襲しながら、サイジングはモダンにアップデートされています。生地は、オリジナルのコットンギャバジン・デロンを採用。衿裏などに配されたイニシャルHのモノグラムが、クラシックにしてラグジュアリー感も楽しませてくれます。

ゆったりとしたリラックスシルエットを採用した、ベルテッドアルスターコート。生地にはポリエステル×ウール、そしてポリウレタンをブレンドしたストレッチ性のあるツイル地を採用することで、さらに快適な着心地をもたらします。おまけに、裏地にはメッシュを採用。幅のあるラペルがクラシック感を誘いながら、その作りはスポーティに仕上がっています。

2015年にローンチしたジャパンブランド、ラ ファーボラからの1着。トレンチコートをベースにミニマルにアレンジされています。フロントボタンを省きベルトを採用することで、ラップコートにデザインされています。こちらはセレクトショップのビショップによる別注モデルで、生地はポリエステル混。極細糸を高密度に織りあげることで、品の良い光沢と立体感をもたらす生地に仕上がっています。

日本における合成繊維の一大産地である、石川県に拠点を置くカジナイロン社が手がけるメイド・イン・ジャパン ブランド、ティモーネ。こちらのポリエステルにナイロンをブレンドした生地は、割織糸と収縮加工によって、スエードタッチに仕上げているのが特徴です。さらにガーメントダイにより表現された味深い風合いは、一見するとヴィンテージコート感があります。

スリーバックル採用のベルトに加え、ボタンなしで、ターンナップカフが目を引くタイロッケンコート。シルエットにどこかヴィンテージ感が漂うのは、ブランド創業初期のアーカイブをベースに復刻しているから。生地はコットンギャバジン。ゆったりとしたシルエットながら野暮ったさはなく、ビジネスシーンにもしっかりと使えます。その抜群のバランス感こそ、業界内でも高評価な理由です。