「トッズ」の新作スニーカーならスーツ姿もキマります!

アメリカの大統領が「米国第一主義」を主張して以来、多くの国や企業、個人にまで浸透した「自分第一主義」は勢いを増すばかり。経済は国の力を測る重要なバロメーターゆえ、無視できないのは理解できるとしても、自分さえ良ければいいと映る立ち居振る舞いは、どうにも賛同しかねるところです。だって、自分本位のその姿、絶対にモテませんからね。

思えば日本には昔から“去り際の美学”がありました。周りに気を配り、自らの襟を正す。そんな人間でありたいと思う読者諸兄に、ぜひともトッズの「ノーコード Ⅹ」をお試しいただきたく。シュッとしたラストはさながらドレスシューズのようで、ニットとラバーを巧みに融合させた一足は、“去る前”から視線を集めること必至です。

真っ赤な“ゴンミーニ ペブル”を配したヒール部分は、彼女を送り届けたオヤジさんのクルマのテールランプのように、艶やかで印象的。“恋は出会った瞬間ではなく、去り際に始まる”とはよく言ったもので、去り際がスマートにキマるとあれば、意中の彼女はおろか、世界平和だって叶ってしまいそう（!?）。そんなことを思わせてくれる逸品として、ここにリコメンドいたします。

ドレスシューズを思わせるスマートなラストは、貴兄のスーツスタイルをカジュアルダウンすることなく洒脱にキメてくれますよ。 もちろん、ブルゾンやニットとの相性も申し分なしです。