2022.08.18

大人がTシャツを着る時の意外な鉄則とは？

Tシャツはシンプルなアイテムゆえ、大人はちょいムチボディが気になりがち……。そこで、プリントTを選んだり、小物や羽織を合わせたりしてカバーしましょう。もちろん、あくまでTシャツを主役に据えることをお忘れなく。

CREDIT :: 写真／人物・渡辺修身、静物・蜂谷哲実（hachiya studio）　スタイリング／村上忠正、土屋大樹　ヘア／KOTARO（SENSE OF HUMOUR）　メイク／Ken Nakano　文／竹石安宏（シティライツ）

お洒落掛け算虎の巻

オヤジはTシャツを一枚で着ない

さて、まずは半袖の大代表、Tシャツです。もっともシンプルな服であるTシャツは、一枚でキメるにはハードルが高いのはご存知のとおり。ましてオヤジはちょいムチボディが目立つのなんの。

で、結論。オヤジはTシャツを一枚で無防備に着ないこと。アイテムを盛り、T.P.O.に合わせて肌の露出度やテイストを調整しましょう。

◆ エルメス

一枚で知的にキマるまさに着るアート

ちょいくすんだ上品トーンがオヤジも挑戦しやすいピンク系のボディは、シーアイランドコットン製でなめらかな着心地。「ズアヴとドラゴン」と題されたスカーフ柄のシルクツイルがパッチワークされ、知的でアートな雰囲気です。

盛ってナンボ、なTシャツの選びとこなし。無地Tシャツはオヤジが着ると下着に見える危険性大ゆえ、Tシャツの着こなしにはプリント入りが鉄則です。ジュエリーや腕時計をフル装備すれば、色っぽくてリッチな大人のTシャツスタイルの完成。

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Tシャツを引き立てるギラリな掛け算コーデ！

◆ ジョルジオアルマーニ　

一枚の写真に込めた技術力とセンス

ジョルジオ・アルマーニ氏の顔写真をプリントではなく、刺繍で表現した一枚。立体感があり、画像処理されたようなタッチで、誰もが知るご尊顔ながら一瞥では分からず凝視してしまう仕掛けです。

単に小物を盛るのではなく、あくまで主役はTシャツとするのがポイント。相性に加えバランスも考慮すれば、Tシャツが埋没せず引き立ちます。それが掛け算的こなしのキモなんです。

2022年9月号より
※掲載商品はすべて税込み価格です