ジェントルマンの理想のコーデは、このハットがあってこそ！

映画『カサブランカ』で見せた、トレンチコートとボルサリーノの中折れハットを纏った姿。同映画は、不朽の名作にしてハンフリー・ボガートを名優たらしめる作品となりました。その衣装は、現在においてもジェントルマンスタイルの理想コーデとして語り継がれています。その証拠に、ボルサリーノはハンフリー・ボガートモデルを昨年リリースしていますから。

他の映画でもボルサリーノのハットをかぶっている姿が確認されていますが、彼は作中だけでなくプライベートでも実際にボルサリーノを愛用していました。特にフェドラハットを愛用していたそうですね。で、そんな彼のボルサリーノ愛を証明するように、昨年登場したコラボモデルには「ザ・ボガート バイ ボルサリーノ」と彼の名が冠されています。特徴は、ミディアムブリムと高めなクラウン。まさしく映画『カサブランカ』で見せた、クラシックな雰囲気に仕上げています。

折しも、昨今はクラシックがトレンド。そろそろこういうハットが似合う男になりたいと思っていた方には、好機ですよ。

元祖ハードボイルドと称されるハンフリー・ボガート。ニューヨーク出身で、40年代から50年代のハリウッド黄金期に活躍した俳優です。身長は170cm代前半と高くありませんが、構築的で幅のあるショルダーラインを描くスーツが良く似合っています。ハットはもちろんボルサリーノ。少し斜めにかぶる辺りに、男らしさの中に色気をにじませる彼らしさが出ています。

厳選した数種類のウサギのファーをミックス。クラウンは、スタンダードなボルサリーノよりも高めに設定されています。まさに彼が活躍した、50年代を想起させるシルエットです。2019年の秋冬モデルとなるこちらは、リボンにアーガイル柄をデザインしています。

ネームが入ったスペシャルボックス。ボガート自身がボルサリーノのロイヤルカスタマーだったことから、同コラボが実現できました。もちろん、彼の作品を管理するハンフリー・ボガート・エステートとの公式コラボです。

内側に配されたブラックレザーの製のスベリには、ゴールドの箔押しによってメッセージが。Do
everything. One thing may out right！　意味は、なんでもやってみれば1つぐらいはうまくいくものさ。彼の名言です。

こちらは2019年の春夏にリリースされたモデル。上質なラビットファーの繊細で柔らかな質感がよりダイレクトに伝わる、オフホワイトカラーを採用しています。

こちらは、2018年の秋冬に登場した初代コラボモデル。高さのあるクラウンと共に、5cmの幅広リボンもクラシック気分を高めてくれます。