アウトドアライン「ポロ スポーツマン」が復刻！ やっぱアメカジはこうでなくっちゃ！

90年代ストリートがトレンドを牽引し続けるこの頃。主にスポーツ系がシーンを賑わせる中、1992年に登場したポロ スポーツの復活は大いに話題を呼びました。そんな中、ラギッド系アメカジ好きが待ちに待った、あの名コレクションが待望の復活を果たしました。1997年に登場した、ポロ スポーツマンです。

タフで無骨なマウンテンスポーツをコンセプトに展開した同コレクションは、ワークウエアやハンティングウエア、またはアウトドアウエアやウエスタンウエアなど、いわゆるヴィンテージなアメカジスタイルからインスピレーションを得たもの。

今回、名前こそ「ポロ スポーツ アウトドア」と銘打っていますが、当時のオリジナルが広げた世界観にかなり忠実に沿って作られており、ヴィンテージの古着などが好きな人にとっては、「そうそう、やっぱりアメカジはこうでなくっちゃ」ってな感じのアイテムが揃っています。当時のロゴ入りワッペンも、復活させちゃっていますしね。なかには現代のスペックにアップデートさせているものもありますが、筋金入りのアメカジ懐古主義者も納得のいく仕上がりになっているはずです。

ヴィンテージ加工されたカモフラ生地に、ワッペンカスタムを施したこちら。チンストラップやアームポケット、そして胸の大型ストームポケットやベルテッドデザインが、無骨さを印象付けます。ブラウン系のカモフラは、ミリタリーではなくハンティングです。

ワッペンのデザインも、80年代当時を再現。ヴィンテージの世界では、こうしたワッペンからどういった環境で着用されたのかを紐解くのが醍醐味です。

ベストタイプのフード付きライナーがセットに。ゴージャスな印象のファーですが、ハンティングにおいては保温や防風といったれっきとした実用的素材です。

こちらも実に80年代後期らしい、ブロックカラー。昨今トレンドの90年代ストリートにもハマります。素材はナイロン。ワッペンのモチーフから、フィッシングウエアをイメージした一着であることがわかります。フード内には、保温性を高めるブロックチェック柄のボア素材が。

1967年代をモチーフにしたワッペン群。こうした隙のない世界観作りは、さすがポロ スポーツマンの系譜を継ぐコレクションです。ジップにタロン社製を採用するなど、パーツにおいても抜かりなし。

20世紀初頭のアメリカ通販カタログを想起させる、レトロアメリカンなプリント。バッファローチェックとの大胆なアシンメトリーデザインに加え、アームにはケーブル編みを採用した、懐かしくもトリッキーなブルゾンです。

ウォッシュ加工を施したコットンフランネル生地は、微細な毛羽感がヴィンテージな雰囲気を演出。クレイジーパターン以外にも、ダイヤモンドボタンやトリプルステッチ、左右でポケットの形が違う通称ガチャポケなど、ワーク系アメカジ好きのツボを突く細部の作りも見どころです。

アウトドアな無骨さと、スポーティなエッセンスが同居したハット&キャップ。一見するとストリートにも見えますが、サイドにメッシュポケットを配する他、クラウン部分の裏側にはコーティングを施し防水性を確保するなど、ハンティング仕様な実用性が随所に見られます。