顔の印象まで変えられる!? 大判ストールの巻き方教えます！

冬本番まであと少し。アウターの出番が増えた今、首回りの防寒対策やコーデのアクセントとして、大判ストールが気になります。大判ストールの利点は、巻き方のアレンジが効くところ。タイトに、ゆったりと、垂らして、などなど、色んな巻き方ができるので、コーデの印象を変えるには打ってつけです。

しかも、魅力はそれだけじゃありません。大判ストールゆえのボリューム感は、小顔演出にもってこいなんです。筋肉がつき肩幅が広がると小顔に見えるように、大判ストールと対比させることで顔が小さく見えるってこと。

今回は、そんな小顔効果の側面から、「グルグル巻き」、「アフガン巻き」、「肩掛け」の3スタイルをご提案。お洒落で暖かくて、かっこよく見えるなんて・・・、大判ストールって頼りになるヤツですね。

まずはグルグル巻き。使うのはカシミア100%の薄手タイプで、長さは2mとかなりの大判。それを縦にひねり、それから首を何周かさせると完成です。ボリューム感を保ちやすいメリットがありますが、ポイントはひねりを効かせ過ぎないこと。さらには、首回りにゆとりを持たせること。ショールカラーなど胸元が開くコートの場合は特に、首元だけが窮屈に見えないよう気をつけましょう。

写真上のグレーはイタリアを代表するニットブランド製。カシミア100%を甘めにニット編みにすることで、ふわりと空気感のある肌触りを楽しませます。写真下のベージュもカシミア製。軽やかかつ柔らかなカシミアならではのドレープ感を、フリンジデザインが印象付けます。

グルグル巻きよりも、さらにボリュームが増すアフガン巻き。こちらは大柄チェックがカジュアルな1枚。素材には弾力性の高いヤクを使用しています。それを三角形に2つ折りし、その頂点を下向きにして首に一周させ、前側で結ぶのがやり方。見ての通り、ふわりとした動きのあるシルエットを作れます。柔らかな印象になるので、レザージャケットを品よく見せたい時に活躍してくれます。

左は、ヒマラヤ西部で設立されたブランド。職人の手織りによるストールは、アクセントカラーを効かせつつもどこか牧歌的。薄手なので、今時期から活躍してくれます。右は、ジャケットでお馴染みのイタリアブランドから。ジャカード織りの総柄ですが、ベースカラーがシックなのであくまで男性的に。

大判ストールの専売特許と言える肩掛けスタイル。最もシンプルながら、最も存在感のある使い方です。顔まわりにボリュームを作るわけではありませんが、ケープのように肩周りにボリュームが出るので、結果として小顔効果が期待できるというわけ。こちらは、シルク51%にカシミアを49%ブレンドした、光沢感豊かな1枚。一方のイエローをチラ見せすることで、英国トラッドなトレンチ×ケーブル編みニットも、柔らかな印象に。

素材はカシミア×シルク。透け感がある薄手の織りも相まって、まるで空気を纏っているかのように軽やかです。覆う面積が大きいとのっぺりとしがちなので、色の変化があるものがオススメです。