【話題】めちゃ使える、超高機能アウターを発見！

テーラーの意味はわかりますが、マウト リーコンとは？ なんだか不思議な名前ですが、MOUTは市街地、RECONは偵察部隊という意味。つまり、都市生活を生き抜くための機能を潜めた、次世代型アクティブウエアブランドってことです。

2017年の秋冬にデビューした日本発の同ブランドは、現行のアメリカ軍のタクティカルウエアやギアにインスピレーションを得たコレクションを披露。ミリタリーをベースにしたブランドは数多くありますが、リアルミリタリーも顔負けな、というか一部では超えているのではと囁かれるほどの本気スペックで、今大きな注目を集めています。そこで今回は、2回に渡り同ブランドのアイテムをご紹介。第１回となる今回ご紹介するのは、インサレーション・シューティング・ジャケットです。

その機能性の高さは、上の写真を見ればもはや一目瞭然といったところでしょう。論より証拠ってことで、早速下に続くスペックの説明をご覧ください。このスペック、マジです！

一見するとシンプルなハードシェルに見えますが、そのフロントジップを開けると驚愕のデザインがお目見え。射撃用のジャケットに着想を得たこちらは、そのボディに多数のポケットを搭載しています。その他、止水ジップや自動透湿コントロール素材などなど、どこを取っても超絶スペックが満載です。

スイスのハイテク素材メーカーSCHOELLER（シェラー）社の「C_CHANGE」は、外気や湿度、体温の変化に対して自動で最適な状態を保つよう調整し、さらに完全防水やストレッチ性も備えます。そして中綿には、ポーラテックが2018年に発表した最新のパワーフィルを採用しています。

タクティカルベストを想起させる、多ポケット使い。フロントボディに搭載され、ジップによって見え隠れします。サイドジップからのアクセスも可能です。

レーザーカットを施したアームのPALS（パルス）。別売りで展開する様々な形のポーチなどを、ストラップを通すことによって追加搭載可能です。

右には面テープを配し、こちらにもポケット類またはワッペンなどを追加可能。拡張式寒冷地被服システムECWCS（エクワックス）を参考に、ポーチ類の装備を拡張する仕組みをレベル分けした独自のシステムを、EPACS（エパックス）として提案しています。

フロントは止水ジップとベルクロ仕立て。スタンドカラー内にはフードを内蔵しています。生地表面には撥水加工を施し、通気性や耐摩耗性、防汚性も備えています。

ジップはすべて止水ジップ。そのスライダーは、グローブをしたままでも操作できるよう長めに設計。さらにその先端には、航空機等でも使われるミルスペック収縮チューブが採用されています。

ベルクロを配した袖先。さらに、袖口からの冷気の侵入などを防ぐストレッチカフにポーラテック・ネオシェルを用い、内側にレイヤードされています。