ミリタリーバッグといえば、やっぱり吉田カバン・ポーターは外せない！

ミリタリー、そして吉田カバン・ポーターときたら、真っ先に出てくるのが「タンカー」でしょう。1983年に発表されたシリーズで、当時は「ミリタリーテイストのトラベルシリーズ」がコンセプトでした。ミリタリーをファッションに取り入れる、という提案は当時からすれば斬新で、すぐには受け入れられなかったものの、それが今では……なんて、あえて説明する必要もないですよね。
 
さて、そんなタンカーがモチーフとしているのはアメリカ空軍のフライトジャケットMA-1ですが、それ以外のシリーズにも様々なミリタリーアイテムがモチーフとなっているんです。というわけで、今回はポーターのあらゆるシリーズの中から、ミリタリーなバッグを見ていきましょう！

空軍のパイロットが使うヘルメットバッグというとヘビーデューティーなものを想像しますが、こちらはリップストップナイロンを採用した軽量タイプ。パッカブルなので日常使いから旅先まで、あらゆるシーンで活躍してくれそうです。

畳んだ状態も、いかにもミリタリーな雰囲気を醸し出しています。重量は265gなので、持ち運ぶ際にもノンストレスです。

「PALS」というシリーズ名は、米軍によって開発され、世界各国の軍隊で採用される装備品の取り付け規格「Pouch Attachment Ladder System」の略。フロントやサイドに配したナイロンテープには、ポーチやカラビナなどを掛けることができます。

外見はクラシカルな雰囲気すら漂いますが作りは現代的。PCポケットはサイドジップからアクセスした際でも出し入れがしやすいよう、面ファスナーが2方向に採用されています。

66ナイロンを高密度に編み上げた耐久性の高い生地を使ったタフなバッグですが、その光沢感からリッチな香りも漂います。しかし、モチーフは歴としたミリタリーで、アメリカ海軍の航空母艦の作業員が着る救命ベストのカラーリングやディテールを上手く落とし込んでいます。

メインの荷室はトップだけでなく、サイドも大きく開きます。フロントのポケットもサイドからアクセスするため、小物の出し入れもスムーズに行えます。

このいかにもな見た目は、アメリカ軍のファティーグパンツをモチーフにしたことで生まれました。生地は部位によって異なる方法で染色されていて、ミリタリー特有の「ロットぶれ」を再現。数泊の旅行にも最適な大容量のボストンバッグです。

両サイドにはマチ付きのポケットを採用。ちょっとした小物やペットボトルなどが収納可能です。