その価値はアート級!? 大人が着るべきコラボTシャツ4選

老舗のラグジュアリーメゾンは、新進気鋭のクリエイティブディレクターを起用して、まったくあたらしいラグジュアリーを生み出しています。そのベースとなっているのが、各ディレクターが交友する様々なアーティストやカルチャーとのコラボレーションです。そこには、いま話題のアートや音楽、映画など、ありとあらゆる要素が散りばめられているんです。

なかでも、どのメゾンも力を入れているのがコラボTシャツ。Tシャツをメディアに、あらゆる情報発信がされているんですね。単なるデザイナー同士のコラボだけではありません。幅広い交友関係から生まれた“意外な”コラボも結構あるもの。しかも、そのどれもがクールでモダンで、しかもインパクトも盛り盛りなんです。

ラグジュアリーメゾンならではのステイタス性はそのままに、意外なカテゴリーとのコラボレートには"今"という時代性と話題性が溢れるクリエーションが目白押しで、そこから新しい価値観も生まれています。そんないま注目のコラボTを集めてみました。どれも時代を象徴するものばかりで、いまどこのメゾンがどんなカルチャーに注目しているかがわかる、とっても興味深いコレクションになっていますので、ぜひとも押さえておいていただきたいものです。

AIBOのデザインやメタリックボディのセクシーロボットイラストで知られる、日本人アーティスト空山基とディオールのコラボは、昨年開催されたメンズ史上ランウェイ形式初のプレフォールコレクション＠東京から。

会場にセクシーロボットのオブジェが設置されましたが、こちらは、まさにそれをモチーフにしたTシャツなのです。親日家で知られるアーティスティック ディレクター、キム・ジョーンズならでは着眼ですよね。

今年末、全世界待望の最新作、かつ最終作の公開が決定している『スターウォーズ』と、なんとエトロがコラボ！　こちらはタイトルロゴをプリントしたものですが、Tシャツのベースにはしっかりエトロのアイコンデザインでもあるペイズリーが敷き詰められています。

Tシャツ意外にもパーカやスウェット、キャップやスニーカーなどもあって、なかには登場キャラのプリントも。ファンならずとも大注目です。

フェンディの今秋のゲストアーティストはカール・ラガーフェルド。もちろんご存じのとおり、御大は今年2月に急逝されましたが、長年同メゾンのウィメンズでデザイナーを務めてきた御大の最後の作品は、限定コラボデザインとして登場させたフェンディの粋な計らいともいえるものです。

文字やイラストはカール本人の自筆で、写真やシルエットにも本人が。Tシャツ以外にも多彩なアイテムに採用されています。

最近はY-3コレクションにヨウジヤマモト本家のサインロゴも使われているなど、ますますY-3とのコラボが進行中。

こちらはデザイナー名をしっかりアピールするレタードロゴゆえ、一瞬、ヨージ・ヤマモトのTシャツかなと思わせて、じつはブランドはY-3という逆輸入方式。ストイックなフロッキープリントに立体裁断ボディ。

シルエットもゆったりめで、着心地も見た目もリラックスした雰囲気が漂います。