大人の軽アウター4選。ちょい羽織りがこんなにお洒落！

休日にちょっと公園を散歩したり、郊外ドライブに出掛けるとき。かしこまったジャケットなどではなく気軽なアウターを引っ掛け出掛けるのが今の気分です。実はこういった移行期にこそ、着る人のセンスが問われるので要注意。

スポーツ一辺倒のジャージではやはりチープだし、とはいえミリタリー系のブルゾンやゴツめ革ジャンでは少々ヘビーだったり……。そう、大事なのは、心浮き立つ春の空気感にマッチする軽妙なアイテム選びにあるのです。

モードなエッジを効かせたポップアウターならば、装いが若々しく高感度なものにアップデートすること間違いありません。もちろん、メゾン謹製ですから高級仕立てであることは言わずもがな。なかでも羽織るだけでセンスの良さが滲み出る傑作アウターをご紹介いたします。

カレッジ的なバーシティ型が懐かしくも新しいサンローランの新作ブルゾン。まさにこの一着こそ、我々が考える“軽アウター”の理想型。フロントボタン式かつナイロン素材のブルゾンは、非常に軽快で羽織りやすく持ち運びも容易。

また、スポーツ由来のバーシティ型ならではの、羽織るだけで若々しい印象が演出できるショート丈もポイントです。でありながら、高級メゾン･メイドゆえに匂い立つ上品さも同時にアピール可能。細身の黒パンツはもちろん、ワイドなウールパンツと合わせてもクールにキマる一着です。

ラグジュアリーな上品さとポップな遊び心の両立が、メゾン製“軽アウター”の良いところ。このブルゾンは背中に70年代風のサイケな“ディスコプリント”をあしらった、先端モードの気分弾ける仕上がり。妙齢男子が羽織ることで、軽妙なギャップ感が生まれます。

“ストリートにインスパイアされた、パーソナルで贅沢なクチュール”を標榜し展開する今季のヴァレンティノ。50's風のスイングトップはまさに象徴的とも言える一着です。ウール素材をボディに使用しており、しっとりとしたドレープ感は大人の装いを格上げする要素と言えるもの。

最大のポイントは身ごろの脇や袖下にあしらわれた配色の切り替え。ヴァレンティノの考えるストリートなエッジが絶妙なコンビネーションカラーにて表現されています。

“スポーティミリタリー”をテーマに、多彩なコレクションをリリースし注目を集めるディースクエアード。使い勝手に優れたブラックナイロンのパーカには、ミリタリールックなステンシルロゴをジップラインにあしらっており、ミニマルかつキャッチーな仕上がり。

背面にも同様のロゴを大きくプリントするなど、若々しくもタフな雰囲気を感じさせるディテールを随所に取り入れています。

イタリアンラグジュアリーをリードするブランドとして、世界中にファンを持つブルネロ クチネリ。このニットカーディガンは“トラベルウェア コレクション”に属する最新作。

1980年代に隆盛を見たテニスやゴルフなどのスポーツエッセンスを取り入れており、ハイセンスなカラーリブが洒落感を引き立てるデザインです。厳選の高級コットンを使用した一着ゆえに、半袖シャツなどの上に羽織っても優しい肌触りが味わえます。