【最新】注目の大人コーデ5選。間違いないのは、やっぱ人気メゾンです

この春は、スポーティな雰囲気満点のナイロンジャケットやスタジャンが大豊作。ただし、これらのアウターを大人が取り入れるのには、ひと工夫が必要です。と申しますのも、そもそもがスポーティなアイテムゆえ、“軽快”を通り越して“軽薄”になってしまう恐れがあるから。

そこでオススメしたいのが、ラグジュアリーなアプローチに関しては一家言ある、ビッグメゾンの新作です。彼らの手によって大人の品格が担保され一着であれば、春の街に軽やかかつ洗練の風を吹かせることができるはずですよ。

正面から見ると、シンプルなネイビーのジップアップパーカ。ですが背面には、ブランド名をピンクのカラーリングでオン。さらに右肩部分にも、アーティスティックディレクターのキム・ジョーンズが再解釈したハウスアイコンの“BEE”が。

ちなみにこのポップな“BEE”のモチーフは、ニューヨークのアーティストであるKAWSがデザインを手掛けています。表裏で異なる表情備える一着だけに、デニムにスニーカーという定番のカジュアルスタイルでまとめても、インパクトは十分というワケ。

クラシカルなバーシティジャケットのデザインとブラック＆ホワイトの配色によって、スポーティながらもクールな表情に仕上げた「テディ ジャケット」。

ベースはヴァージンウールですが、ショルダー＆ポケット周りにカーフレザーのトリミングをあしらうことで、さらなるラグジュアリーな味付けをプラス。アウターの都会的なイメージを生かすべく、黒デニ＆白スニを合わせてモノトーンコーデで着こなすのがよろしいかと。

カレッジ風の“A”のアップリケがプレッピースタイルを彷彿させるブルゾン。背面の レタリング“La Société Angelique”は、16世紀のリヨン・ルネサンスと呼ばれた時代のフランスにおいて詩人、作家、学者たちが結成したグループのことで、それが文壇の先駆けとなったとも言われているのだとか。

レトロな雰囲気を感じさせる一着だけに、ダスティ加工を施したスニーカーや、味わい深いブラックデニムとの相性は言わずもがな。

全身をほぼブラックで統一しつつ、ジップアップパーカのダスティーピンクを差し色として投下。柔らかく上品なうえに肌馴染みもよい色味ゆえ、クールなブラックコーデに洗練された大人の余裕が宿ります。

パーカの美しい光沢としなやかな風合いは、ヴィスコースにコットン＆ポリウレタンを混紡させたことにより表現。ファスナー周りにもグログランテープに折り返しのステッチを入れたり、フード周りのドローコードの先端のレザーにはTFロゴをあしらったりと、こだわりは随所に。

プリントによって全面に描かれたのは、同社のアイコンとしても知られる、18世紀の古い書物に書かれたカリグラフィー文字をデザインした色とりどりの“スクリット”。

一方、素材にはナイロンを使用し、ファスナーは止水式。まさにクラシック＆モダンを巧妙に織り交ぜた、ハイブリッドなデザインが魅力です。

アウターの魅力をより一層際立たせる意味でも、白のカットソーやスニーカー、そして定番のチノパンを合わせてシンプルな着こなしを心がけて。