【話題】知ってる？ いまトラックパンツがオシャレって！

トラックパンツとは、その名の通りトラック競技場ではくパンツのこと。つまり、陸上選手がはいているパンツです。紛れもなく今トレンドのスポーツアイテムど真ん中であり、また90年代ストリート、そしてRun-D.M.C.よろしく80年代ヒップホップを象徴するアイテムでもあります。イタリアのオヤジさんたちも愛用者続出中なのは、こちらでもご紹介しました

大きな特徴としては、サイドストライプが入っていることが挙げられます。このサイドストライプは、スポーツウエアのデザインにおけるド定番だけに、トラックパンツ一発でスポーツトレンド感を楽しめちゃうんです。

ラメ糸が存在をより主張するサイドストライプ。それでいて、ストレッチを効かせつつもハリがある生地とスリムテーパードシルエットが、スポーティに終始させません。

まずはこんな一本ありきで、さらにアウターにはステンカラーコート、そしてハイゲージのクルーネックニットを合わせて、スポーツ感をさらに抑制。スポーツ感が強烈なトラックパンツは、これぐらいの引き算でちょうどいいんです。

フューチャーイズムというスローガンが、まさしく表現されたネオングリーンのサイドストライプ。ストレッチの効いたジャージー生地と、ウエストのドローコード、そしてゆとりをもたせた股上が、間違いなくスポーティなはき心地を提供します。

その一方で、テーパードシルエットがルーズ感を払拭。ジップラインの白もアクセントカラーとなり、ファッション性をアピールします。

80年代のイタリアサッカー界で、チームのほとんどが採用していた屈指のブランド「エネーレ」。その高い経験値を元に、今ではモードとの融合を披露する同ブランドの一本は、スポーツ度のより高いリブタイプを上質顔に見せています。

注目はウエスト。ギャザーとともに、ベルトループも併用。さらに、ハリのあるジャージー地やメタルスナップボタンなど、ユルく見えない工夫が随所に凝らされています。

ミリタリーを想起させるカラーリングに、トリコロールカラーのサイドストライプが映えるこちら。ドローコードをアウトしたウエストでトラックパンツのキャラクラーを誇示するも、テーパードのかかったシルエットで足元をすっきりとまとめます。

裾内側のジップは、あくまで目立たないようインシーム仕様に。ポケット下のロゴとともに、バックポケット上にもさりげなくシグネチャープリントが配されています。

あの「ルシアン ペラフィネ」だって、トラックパンツを出しているんです。ここらしい、薄手の滑らかな生地感は、強めに効かせたストレッチと相まって、実に快適でラグジュアリーなはき心地を楽しませてくれます。

サイドストライプも実にシンプル、と思いきや、やっぱりありました、お馴染みのスカル&リーフが。ポケット下のエンブロイダリーとともに、大人にうれしい威張りを効かせてくれます。