2026.11.07
■ 「ライカ Q3 43 “Formula 1® Edition”」
【実機レビュー】ライカとF1、ふたつの名門が生んだ特別な一台(作例あり)
カメラ界の名門「ライカ」と、モータースポーツの最高峰「Formula 1®」の夢のパートナーシップ! カーボンパーツや鮮烈なレッドのアクセントなど、F1の世界観をまとった「ライカ Q3 43 “Formula 1® Edition”」を、フォトグラファー兼ガジェットYouTuberの中西 学が実機レビューします!
- CREDIT :
企画/中西 学 文/TOMOKO 編集/平井敦貴(Web LEON)
ライカ×F1! 名門同士の夢のパートナーシップ

▲ 「ライカ Q3 43 “Formula 1® Edition”」159万5000円/ライカ(ライカカメラジャパン)
カメラの歴史にその名を刻む名門「ライカ」と、モータースポーツの最高峰「Formula 1®」。それぞれの世界で頂点を極めてきた両者が手を組んだとなれば、カメラ好きもクルマ好きも、はたまたそうでない人でも心が躍るはず!
その名も「ライカ Q3 43 “Formula 1® Edition”」。
ベースとなるのは約6030万画素のフルサイズセンサーと43mmのアポ・ズミクロンレンズを搭載した「ライカ Q3 43」。高い描写力と洗練されたデザインで人気を博しているモデルです。
そこにF1の世界観を取り入れたのが今回の特別仕様。ここでは、フォトグラファー兼ガジェットYouTuberの中西学が実機レビューいたします!
F1の機能美とライカのクラフトマンシップが融合!

高級時計やスーパーカーに心惹かれるのは、細部にまで妥協しない機能美とクラフトマンシップが宿っているから。この「ライカ Q3 43 “Formula 1® Edition”」にもそんなこだわりが詰まっています。
まず目を引くのはブラックボディに組み合わされたカーボンパーツ。ハンドグリップやサムレスト、ソフトレリーズボタンには、ドイツの職人が手作業で製作した特別なパーツが採用され、凛とした存在感を放ちます。
また、鮮烈なレッドのアクセントも見逃せません。F1マシンのステアリングにも用いられるシグナルカラーの“赤”は、単なる装飾ではなくドライバーの集中力を途切れさせない工夫のひとつ。

本モデルでもレリーズボタンやファンクションボタンに“赤”を取り入れることで視認性を高め、直感的な操作をサポートします。

さらにボディの外装にはレーシングカーのステアリングを思わせるマイクロベロアを採用。実際に手にすると、滑りにくく、しっかりとしたグリップ感をもたらしてくれます。見た目のスポーティさだけでなく、カメラを手にした時の感触までモータースポーツの世界観が楽しめるのは本機の醍醐味です。
トッププレートやレンズキャップにはF1のロゴをあしらい、専用ロープストラップには両ブランドのロゴを配置。特別仕様ならではのディテールは所有欲をガンガン刺激します。
ライカの描写力を凝縮した、贅沢な43mmレンズ

もちろん魅力は外観だけではありません。ベースとなる「ライカ Q3 43」は2024年秋の発売以来、絶妙な焦点距離と高い描写力で人気のモデル。
約6030万画素のフルサイズセンサーには、専用設計の「アポ・ズミクロン f2/43mm ASPH.」レンズが組み合わされています。そのシャープな描写と高い解像力、そして深みのあるコントラストはまさに圧巻! 開放F2の明るさにより、背景のボケ味も美しく印象的です。
それでいてレンズ交換の必要がない一体型なので、撮影のたびにレンズ選びに迷うことなく、気軽に持ち出せるのも魅力の一つとなっています。
「43mm」という焦点距離も絶妙です。広角すぎず、望遠すぎず。肉眼で見る感覚に近い自然な遠近感で切り取ることができ、何気ない日常のワンシーンから旅先の街並み、愛車のディテールまで被写体と向き合いながら自分らしい構図を探す楽しさがあります。
私自身、最近では背面モニターや外部モニターを見ながらの撮影が多くなっていましたが、本機は久しぶりに「ファインダーを覗き込んで撮りたい!」という気持ちにさせてくれました。
レンズ一体型とはいえ、その高い解像力を活かしたクロップズームは43mmから最大150mm(約3.5倍)までボタン一つで対応。モニターはタッチ操作にも対応するので、これから本格的にカメラを始めたい方にも優しい設計です。
このクラスのアポ・ズミクロンレンズを単体で購入しようとしたら100万円オーバーは必至。そう考えると、これほど高性能なレンズを搭載しながら、気軽に持ち歩ける一体型に仕上げられていること自体、実に贅沢な仕様と言えるでしょう。
F1とのコラボをきっかけにこのカメラを知った人にとっても、ライカの世界へ踏み出す絶好のチャンス。モータースポーツへの憧れで手にした一台が、やがて自慢の愛車や旅先の風景、日々の何気ない瞬間を残していく──そんな「ファーストライカ」として手にするのもオススメです。
この一台だけの特別なLeica Look「Formula 1」
さらに写真好きに嬉しいのが本モデル専用のLeica Look(ライカルック)「Formula 1®」です。
ライカルックとは、写真の色調やコントラストなどを調整し、ライカならではの表現を楽しめるスタイル機能。この「Formula 1®」は、公式アプリ「Leica FOTOS」を通じて利用でき、モータースポーツの世界を想起させる“コントラストと彩度を効かせた描写”が特徴です。
実際に撮影を行った私が注目したのが独特の「青み」の表現。昼間の街並みでは建築物のシャープなラインやガラスの質感にクールな色味が重なり、見慣れた風景もひと味違った表情に変わります。
一方、夜の街では、ネオンやビルの光にこの青みが美しく調和。明暗のコントラストによって、夜の都会の風景を鮮やかで印象的な作品に仕上げてくれました。
単に写真全体を青く見せるのではなく、光の当たり方や周囲の色との対比によって風景の表情が変わるので、いつもとは違う世界を切り取ることができます。
カメラを手にした時だけでなく、撮影した写真を通してもF1の世界観を楽しめる。そんな、本モデルならではの特別な体験が用意されているのも、このカメラの特長です。
ライカがつないでくれた、人と人との出会い

今回、特に実感したのが、ライカというカメラには「写真を撮る道具」という枠を超えて、同じものに魅了された人と人とを結びつける不思議な力があるということ。
約1週間、毎日このカメラを手に街へ繰り出していると、日本人だけでなく、海外から訪れた人たちにも幾度となく声をかけられました。
「ライカ持ってるんですね」
「そのライカ、どうですか?」
「よかったら一緒に撮影しませんか?」
そんな会話が自然と生まれ、撮影を通じて人との繋がりが広がっていきました。
ライカを中心に人と人が繋がり、新たなコミュニケーションが生まれていく──そんな特別な力もライカが世界中で長く愛され続けている理由のひとつなのだと感じます。
手にするたびに気分が高まり、街を歩けばいつもの見慣れた風景もどんどん撮影したくなる。F1の美学をまとった特別なライカは、写真を撮る時間そのものを、もっと豊かで刺激的なものにしてくれるはず。
価格は159万5000円。決して安い買い物ではありませんが、ライカのクラフトマンシップとF1の美学を日常で味わえると考えれば、これほど贅沢な一台もなかなかありません。
撮る喜びと、持つ歓び。その両方を満たしてくれる、まさに大人のためのラグジュアリーカメラです。
※掲載商品はすべて税込み価格です
■ お問い合わせ

https://www.ukphoto.co
・公益社団法人 日本写真家協会 正会員
・一般社団法人 日本UAS産業支援振興協議会 会員(JUIDA)
・Microsoft CERTIFIED Trainer
・dji CAMP Specialist

































































