纏うことで女性をより美しく見せるのが良いランジェリーなんです

こんにちは、モリモトです。
我々男性からすると、あまり女性の下着に詳しいのも何やらアヤシイ人のようで憚られるのですが、かと言って、女性がレースや飾りのついた可愛らしいデザインの下着を宝物のように愛する気持ちもわからないではありません。

複数の女性から聞いた話によると、それらのかわいい下着は大抵の場合、男性を意識してというより、“素敵な下着をつけているワタシ”のイメージ、自尊心のために購入されるのであり、巷間言われる“勝負下着”というのは、かなり特殊なケースなのだそう。

普段人目につかないところまで、しっかりと気を配り、真新しい上質な下着を常に身につけていることは、つまりその人の社会的なプレステージを表すのであって、事故などで病院に担ぎ込まれても穴の空いたボロパンツを晒さぬように務めるのは大人のたしなみなのでしょう。

それはともかく、男にとっては今ひとつわかりづらい女性の、しかも大人の女性向けの高級ランジェリーのイベントに顔を出してきたのでご報告を。

それがこちら、トリンプのプレミアムラインである『FLORALE by Triumph（フロラーレ バイ トリンプ）』のグローバル イメージ キャラクターを務めるハリウッド女優、ジュリアン・ムーアさんの来日記念イベントです。これまた日本を代表する女優の大地真央さんとトークセッションが行われたのです。

ジュリアン・ムーアさんと言えば、オスカーを獲った『アリスのままで』の若年性アルツハイマーを患った知的な女性役から、カンヌを制した『マップ・トゥ・ザ・スターズ』の強烈なお下品大女優役まで幅広い役をこなす、まさにトップ・オブ・トップスター。その尊顔を拝めるとあれば行かない手はありません。

気さくな笑顔を絶やさぬジュリアンさんとそれに負けない存在感の大地さんは、女優業の素晴らしさや、最も影響を受けた女性（ふたりともお母様だとか）、美しさのために意識していることなど、女性誌的には興味深いだろう話に花を咲かせ、トークイベントは大変友好的に盛り上がったのですが、ここではランジェリーにテーマを絞って、おふたりの発言をピックアップしてみましょう。

まずはジュリアンさんから。
「ランジェリーは最も個人的なもので、自分自身のため、あるいはとても親しい人のためのものであるかもしれませんね（笑）。私としてはフィット感がどうか、自分がどう見えるかを考えていつも慎重に選んでいます。自分が自信をもって美しいと思えるか、良いフィーリングになれるかといったことを大切にしています。素敵なランジェリーは自分への贈り物とも言えますね」

ふむふむ。対する大地さんは
「以前のドラマで、ランジェリーは“見えない物であるからこそ大事な物”というセリフがあったのですが、そのとおりかと。女性はいい下着をつけるとテンションが上がるんです。選ぶ時は着心地を大切にしています。締め付けるとか窮屈なものではいけません。そして私はTPOに応じて楽しんでいます」

だそうですよ。なかなか聞けないお話、ありがとうございました。その後、モデルによる新作お披露目ランウェイがありました。新シリーズは“花の音色”をイメージしたそうで、柔らかな色彩と控えめながら繊細なデザインが印象的でした。

日本人男性にとってランジェリーを彼女にプレゼントするのはハードルが高いかもしれませんが、彼女のランジェリー姿を目にする機会に恵まれた暁には、せめて、そのセンスを褒めてあげられる男でありたいなと、妄想をたくましくした秋の午後でした。