モントルー・ジャズ・フェスティバル

仕事柄、国内外を問わず出張が多いワタクシ。毎度その内容は様々ですが、普段ではなかなか行けない場所にご招待いただけたりすることも多く。せっかく得た知見ですから、その一端を少しでも皆様と共有できたらと、当ブログにて不定期ではありますが、お伝えして参ります、な第一回目。

CREDIT :: 文／石井洋（LEON編集長）

今回ご報告いたしますのは、「パルミジャーニ・フルリエ」と「モントルー・ジャズ・フェスティバル」のお話。

希少な時計やオートマタなど芸術作品の修復で非凡な才能を発揮し、その名を轟かせていったミシェル・パルミジャーニ氏。

「パルミジャーニ・フルリエ」といえば、稀代の時計師・修復師、ミシェル・パルミジャーニ氏が1996年に創設した時計ブランド。

ブガッティやエルメスとのパートナーシップを通しても分かるように、高い技術力と品格ある美しさを備えた時計作りで知られています。

スイス・フルリエ村にある「パルミジャーニ・フルリエ」本社。のどかな街の一角に、時計作りの叡智が結集している。

一方、「モントルー・ジャズ・フェスティバル」は、1967年から毎年７月にスイス・レマン湖のほとり、モントルーで開催される世界最大級の音楽イベント。

開催期間中は、この小さな避暑地に約20万人もの人々が世界各国から集まり、“音楽愛”で街が染まります。ジャズ、と銘打たれているものの、今ではロック、ブルース、レゲエ、ソウルetc.とあらゆる音楽ジャンルを網羅、訪れる人々も多様なんですね。

観光立国スイスで初めてホテルが誕生した街・モントルーを愛する世界的セレブリティから、数多軒を連ねる屋台での食事を楽しみに来る家族連れまで、いや〜、皆笑顔に溢れていて、最高。

ここからはしばし会場の雰囲気をお楽しみください！

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「パルミジャーニ・フルリエ」のゲストを含め、VIPのみ入場できるVIPルームからの昼間の眺め。レマン湖とスイスの山々の美しいこと！ここでシャンパン、モヒートetc.をグビリ！

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夜になるにつれ、ムードが増していく会場。美味しいお酒を飲みながら、そよ風に吹かれてそぞろ歩き。遠くに様々な音が聞こえてきて……もう最高。湖にヨットが浮かぶ様が、セレブの避暑地の面影を感じさせて。

こちらはメイン会場でのひとコマ。今年はジャミロクワイのほか、マッシヴ・アタック、イギー・ポップ、ハリウッド・ヴァンパイアーズ（アリス・クーパー、ジョニー・デップ、エアロスミスのジョー・ペリーらによるバンド！）も登場！と豪華すぎる面子でありました。

と、まぁ、まだまだ話は尽きませんが、ふと頭をよぎるのが、何故に「パルミジャーニ・フルリエ」は「モントルー・ジャズ・フェスティバル」のメインスポンサーを務めているのか？ということ。

無論、才能溢れるアーティストそのものを、アーティストの交流の場をサポートするという考えはあるでしょう。ですが、やはりこう思うのです。

そこに集う様々な人々の“音楽”への飽くなきこだわりに時計ブランドとしての“あり方”を重ね合わせているのじゃなかろうかと。

両者の本質の端っこを体感した身としては、時計と音楽という意外なパートナーシップが、これ以上なくしっくり思えてきたのですね。

いや〜、出張は楽しっ！

■ パルミジャーニ・フルリエ

https://www.parmigiani.com/jp/