“骨抜き鱧”であの子を骨抜きに⁉︎

こんにちは、八木です。最近毎日暑いですねー。夏好きには嬉しいのですが、ここまで夏日が続くと食も涼やかなものを
自然と欲してしまいます。そんな中、先日、「代々木に美味い鱧が食べれるらしい」との情報をキャッチ。

鱧‥‥は京都ではカジュアルにも贅沢にも食べれるけれど、都内・代々木で頂けるのはなんだか新鮮ですよね。お店は懐石料理の名店『高瀬』にて噂の〝鱧の懐石コース〟を頂いてきました！

9月30日までの期間限定コースは、まずは前菜盛合せを鱧の冷ひれ酒と合わせて。食感とヌメリが面白い山菜のじゅんさいに稀少な稚鮎やバイ貝が、水出しで風味を抽出したヒレの香りが鼻にぬけるひれ酒と相まって‥‥スタートから和のもてなしにホッとします。

メインの鱧は「鱧刺し梅肉」を特製の寄せ醤油で。そもそも鱧は細かくある針のような硬い骨を骨切りして食べるのが一般的ですが、こちらではそう、完全に1本1本丁寧に骨抜きしたものが提供されるのです。ゆえに食感はいつもの鱧とは違って、口当たりが実に滑らか。改めてなんという作業の細やかさなんでしょう‥‥その心意気に食べるコチラも完全に骨抜きに！はい、全身フニャフニャです。また「鱧湯引き酢味噌」もフワフワの仕上がり。見た目や器も涼感があり、夏の到来を歓迎したいほどの美味しさです。

カリ！フワ！の黄金比な逸品「鱧のフライ3種」はスイカとライムの湖塩、特製寄せ醤油、イタドリと梅肉とのマリアージュをそれぞれ堪能。これは迷わず酒をハイボールにスイッチした自分を褒めてあげたい(笑)。

〆のご飯は、鱧天と山菜の混ぜご飯。これでもかと土鍋の上には鱧天が敷き詰められています。幸せか。 余った分は、お土産におにぎりにして持たせてくださるそうですよ。

こんなにあらゆる手法で鱧の魅力を教えていただけるとは思いませんでした。「ミイラ取りがミイラになる」じゃないですけど、「骨抜き鱧で(あの子を)骨抜きにする」、、有効かと思います♡

■高瀬
住所／東京都新宿区代々木1-27-5 市川ビル１階
営業／11:30～14:00、17:00～22:00 日祝休
問い合わせ／☎03-5371-8872