• Twitter
  • Facebook
  • Instagram
  • LINE
  • YouTube
  • Feedly
  • TOP
  • CARS
  • 【ニュース】ポルシェ911の上位モデルが登場!? 「ミッションS」ってなんだ?

2026.11.04

【ニュース】ポルシェ911の上位モデルが登場!? 「ミッションS」ってなんだ?

ポルシェが2026年10月16日に発表した「ミッションS」。ミドシップの2シーターで「911の上の位置づけ」と堂々と謳われている話題のモデルです。注目の理由は、これがカタログモデルになる予定とアナウンスされていること。スペックは? パワートレインは? 価格は? と、色々気になりますが、まずは発表の現場から写真もたっぷりお届けします!

BY :

文/小川フミオ(自動車ジャーナリスト)
CREDIT :

写真/Porsche

過去から未来に繋がる新しいポルシェのカタチ

米国ニューヨーク・クイーンズの埠頭で世界初公開。

▲ 米国ニューヨーク・クイーンズの埠頭で世界初公開。

レアもの好きのオヤジさんなら、ポルシェもたまらないブランドのはず。959にはじまって、カレラGTとか918スパイダーとか、超高性能のスポーツカーを手がけています。


2026年10月16日に、そんなポルシェがお披露目したのが「ミッションS」。ミドシップの2シーターで「911の上の位置づけ」と堂々と謳われています。


発表会場は、ニューヨーク・クイーンズの埠頭。倉庫改造型のスタジオに世界中から100人を集めて、フェラーリがライバルなどと目されるミッションSの発表を行ったんです。

▲パワフルなミッドシップスーパースポーツカーのプラットフォームと、ポルシェの歴史的な名車から着想を得た明確なデザイン言語を融合させたというミッションS。

▲ パワフルなミッドシップスーパースポーツカーのプラットフォームと、ポルシェの歴史的な名車から着想を得た明確なデザイン言語を融合させたというミッションS。

PAGE 2

「これは単発のハイパーカーとしてではなく、当社の顧客向けラインナップに恒久的かつ多用途な選択肢として加わるモデルとして位置づけられています」


とはポルシェAG(本社)ミヒャエル・ライタース氏の言葉。フェラーリのCTO、マクラーレンのCEOを経験して、26年1月に取締役会会長(最高経営責任者みたいな立場)に就任したひとです。


つまり、959や918スパイダーと異なり、今回はカタログモデルとして量産化すると、ポルシェでは宣言しているんですね。


デザインは、ヘッドランプまわり、サイドウインドウの輪郭、ルーフラインなどに911のイメージを活かしつつ、加えて、過去のポルシェの”歴史的”モデルのディテールを盛り込んだものとなっています。

▲ポルシェ=スポーツカーメーカーと米国で認められるきっかけとなった550スパイダー。

▲ ポルシェ=スポーツカーメーカーと米国で認められるきっかけとなった550スパイダー。

PAGE 3

おどろくのは、エンジンの真上あたりと思われる位置に設置されたファン。ポルシェの歴史に詳しいオヤジさんなら、思わず“おっ”と身を乗り出してしまうかもです。


というのは、このデザインのオリジンは、1960年代から70年代にかけてレースに投入された「917シリーズ」で使われたエンジンルームの熱気ぬきファンだからです。


さらに、リアまわりは「カー・イン・カー」というコンセプトでデザインされています。車体の外にもうひとつの外皮をつけたようなスタイル。


これは1970年代の「935」という911ベースのレーシングカーを思い出させるデザインであります。


「私が(ヘッドオブデザインを務める)トビアス・ズールマンに言ったのは、911の上をいくミドシップのスーパーカーにふさわしいデザインにしてほしい、ということでした」


メディアを前に、ライタース氏はそう語ります。

フェンダー、フライライン(ルーフの輪郭)、ウインドウグラフィクスなどは911のイメージが活かされている。

▲ フェンダー、フライライン(ルーフの輪郭)、ウインドウグラフィクスなどは911のイメージが活かされている。

PAGE 4

パワートレインはどうなんだろう?とは、誰もが気になるところ。それについて「エンジン車かハイブリッド車、どちらも提供できます」とライタース氏。


ただし、それ以上のことはベールに包まれています。8気筒水平対向エンジンでは?という声も、発表会に集まったメディアのなかから出ていましたが、ポルシェ側は肯定も否定もせず。


「ノスタルジックなものにするつもりはないです」とライタース氏。つまりミッションSと呼ばれている現在のモデルは、よく言うところの「スタディ」で、このさき、本格的なデザイン開発を進めていくはずです。


インテリアはかなり質感が高く、印象的だったのは、シンプルな造型だったことです。

ヘッドオブデザインのトビアス・ズールマン氏(右)と取締役会会長のライタース氏はともに前職がマクラーレン。

▲ ヘッドオブデザインのトビアス・ズールマン氏(右)と取締役会会長のライタース氏はともに前職がマクラーレン。

PAGE 5

そうとうこれまで質問を受けていたのでしょう。「ハイパースクリーンのようにダッシュボード全体をインフォテイメントシステムのモニターで覆うつもりはないです」とライタース氏はきっぱり。


乗るひとは、自分のiPhoneをダッシュボードに設置して、アップルのMagSafeテクノロジーを使い、ナビゲーションや情報表示用ディスプレイとして活用することになるようです。


おどろいたのは、ドライブモードセレクターでレースモードを選ぶと、ドライバーの眼の前にある5連メーターが動き、両側の2つが隠れ3連に変わるところ。

ミッションSのインテリアは911のイメージを活かしたもの。

▲ ミッションSのインテリアは911のイメージを活かしたもの。

エンジン回転計というレース中もっとも重要な情報を伝えるメーターが大きく見えるようになります。


さらにその時選んでいるギアのポジションが、腕時計のデイトレンズと同じ機能で大きく見え、ドライバーは一瞬で読み取れるようになっているのです。

PAGE 6

遊び心と機能性とが上手にバランスされたデザインが各所で見受けられ、感心しきりであります。


発売時期と価格は未定。50万ドルとしているメディアもありますが、さあ、どうでしょう。この先、さらなる発表があるのを、楽しみに待とうではありませんか。

■ ポルシェ ミッション2ギャラリー

かつてのレーシングカー、911GT1のイメージを取り込んだフロント。

▲ かつてのレーシングカー、911GT1のイメージを取り込んだフロント。

カーインカーのデザインは935を彷彿とさせる。

▲ カーインカーのデザインは935を彷彿とさせる。

PAGE 7
リアフェンダーの強烈なふくらみが強調されたショット。

▲ リアフェンダーの強烈なふくらみが強調されたショット。

リア部分は959のイメージというのがよくわかる。

▲ リア部分は959のイメージというのがよくわかる。

クイーンズの埠頭にて2台のミドシップ・ポルシェ。

▲ クイーンズの埠頭にて2台のミドシップ・ポルシェ。

PAGE 8

■ お問い合わせ

小川フミオ(自動車ジャーナリスト)
クルマ雑誌、グルメ雑誌の編集長を経て、フリーランスのライフスタイルジャーナリストとして活躍中。新車の試乗記などクルマ関連を中心に、グルメ、ファッション(ときどき)、他分野のプロダクト、人物インタビューなどさまざまなジャンルの記事を、専門誌、一般誌、そしてウェブに寄稿中。

こちらの記事もオススメです

PAGE 9

SPECIAL

    おすすめの記事

      SERIES:連載

      READ MORE

      買えるLEON

        【ニュース】ポルシェ911の上位モデルが登場!? 「ミッションS」ってなんだ? | 自動車 | LEON レオン オフィシャルWebサイト