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2026.09.13

【試乗リポート】メルセデス・ベンツCLAの最新型は、見た目だけじゃない大進化をとげていた!?

流麗なフォルムとコンパクトなサイズで人気の4ドアクーペ、メルセデス・ベンツCLAの最新型が2026年7月に日本で発売された。第3世代のCLAは、スタイリッシュさだけが特徴ではないと言います。「ドライブトレイン、トランスミッション、プラットフォーム、サスペンション、デジタル体験までを刷新」とメルセデス・ベンツ日本が謳う、その実力をジャーナリスト小川フミオが試します!

BY :

文/小川フミオ(自動車ジャーナリスト)
CREDIT :

編集/高橋 大(atelier vie)

流麗さに磨きがかかった新型は中身も大きく進化!?

これまで日本での販売台数は6万台以上を記録してきたメルセデス・ベンツのラインナップにおけるコアモデルにひとつ。

▲ これまで日本での販売台数は6万台以上を記録してきたメルセデス・ベンツのラインナップにおけるコアモデルにひとつ。

メルセデス・ベンツ日本が新型「CLA」を2026年7月に発売。「新世代モデル」と呼ばれるように、いろいろな意味でドライブが楽しめるパーソナルセダンであります。


CLAといえば、最大の特徴なスタイリッシュな車体のデザイン。4ドアクーペと呼ばれることもあり、前席重視のパーソナルな雰囲気で、デート目的でも人気であります。


今回の第3世代のCLAは、スタイリッシュさだけが特徴ではありません。


「ドライブトレイン、トランスミッション、プラットフォーム、サスペンション、デジタル体験までを刷新」とは、メルセデス・ベンツ日本の言。実際その通りの出来であります。


どこが? というと、まずパワートレイン。同時発売された「CLA180」「CLA220」ともに、1.5リッターエンジン搭載です。これが新開発のコンパクトで高性能の逸品。


組み合わされた8段デュアルクラッチ式トランスミッションには、モーターが組み込まれています。

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新開発のメルセデス・ベンツ・モジュラー・アーキテクチャー( MMA)採用で、2つのボディタイプと、ICEとBEVのパワートレインを用意。

▲ 新開発のメルセデス・ベンツ・モジュラー・アーキテクチャー(MMA)採用で、2つのボディタイプと、ICEとBEVのパワートレインを用意。

メルセデス車に詳しいオヤジさんなら、ISG(インテグレーテッドスタータージェネレーター)やBSG(ベルトドリブンスタータージェネレーター)っていうマイルドハイブリッドシステムをご存知かもしれませんね。


今回もマイルドハイブリッドなんですが、モーターの働きをもっと効率的に使っています。


燃費のために、時速15kmぐらいまではバッテリー走行するし、高速道路の低負荷(アクセルペダルを深く踏み込んでいない)時は、駆動系とエンジンを切り離す、というぐあい。


ドライブした印象としては、発進からして力強く、CLA180もCLA220も、静かに、しかし、ぐいぐいと、加速していくんですね。


エンジンが始動してもショックはなし。今回のマイルドハイブリッドシステムでは、従来のようにエンジンを始動させる際のピニオンギアを廃止しています。なので静か。かつ軽量化に貢献です。

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全幅を1835ミリに抑え、立体駐車場での使い勝手を含めて日本の道路事情に適したサイズとうたわれる。

▲ 全幅を1835ミリに抑え、立体駐車場での使い勝手を含めて日本の道路事情に適したサイズとうたわれる。

CLA180は、エンジンに切り替わったあと、そのままアクセルペダルを踏み続けていると、ターボチャージャーが始動する感じで、もう一回力強い加速感が得られます。


そこからはぐんぐんと加速。日本の道路だと、ほとんど不満は出ないんじゃないかと思います。


CLA220はよりトルクがたっぷりあって、加速はよりスムーズ。足まわりはしっかりしていますが、高速だと路面に張り付いたように、なめらかに走ります。


なにより感心するのは、ステアリングフィールです。メルセデス・ベンツのとくにセダンを知っているひとならご承知の、独特の感覚がしっかり継承されています。


いい意味で重厚。重くはないんですが、軽薄ではない。ドライバーに安心感を与えてくれるステアリングフィールです。

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MBUXスーパークリーンは、ドライバーの前のモニターとセンター、さらに助手席用と3つのディスプレイと3つを統合 。

▲ MBUXスーパークリーンは、ドライバーの前のモニターとセンター、さらに助手席用と3つのディスプレイと3つを統合 。

第3世代のCLAは同時にピュアEVモデルも開発されていて、日本でも既発です。ここも「新世代」の由来でありますが、そうなっても、昔からのよき個性がちゃんとある。エンジニアリングさすがです。


ボディはちょっとコンパクトすぎるかなーと思っているオヤジさんもいるかもしれません。でも、基本ひとり、いやいや、ふたりで乗るんだから、ちょうどいい空間だと思うのです。


もちろん、後席にだって、大のおとなが2人余裕で乗っていられます。そこから視線を上げると、標準装備のグラスルーフが大きく広がっているではありませんか。


荷室はセダンでも奥行きたっぷり(実はセダンのトランクルーム広いんです)。2人分のゴルフバッグも余裕でしょう。


オプションで「スーパースクリーン」を選ぶと、助手席前もスクリーンがあって、動画とか配信も楽しめる。ふたりの会話がいちばん大事ですけど、かりに気詰まりな時間があっても大丈夫。

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外観はクーペ的であるいっぽう後席のスペースはおとな2人に十分な余裕。

▲ 外観はクーペ的であるいっぽう後席のスペースはおとな2人に十分な余裕。

スーパースクリーンには、AIエージェントが常駐。会話型でいろいろな情報を、クラウドから拾ってきてくれます。

「銀座でおいしいパスタが買える店は?」と訊くとリストが画面に表示されます。「じゃ、15分で作れるおいしい料理は」と続けて訊ねると次はレシピ、というぐあい。


「いろいろな質問をして”育てて”ください」とは、メルセデス・ベンツ日本の広報担当者。オヤジさんの出番ですな。


安全運転支援システムもより充実しています。「MB.DRIVE」は、8個のカメラ、5基のレーザー、12個の超音波センサーを使い、運転支援と駐車支援を行うというもの。


レーンチェンジアシストはウインカーレバー操作で高速道路での車線変更。車両の両側の駐車スペースを早い段階から検知しパーキングアシストを作動させたり、使い勝手はよさそう。

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スリーポインテッドスターのイルミネーションが外観上の質感をアップ。

▲ スリーポインテッドスターのイルミネーションが外観上の質感をアップ。

衝突安全性もかなり高度。たとえば、衝突時にドアを開けることができるのは必須。CLAでは衝撃を感知すると瞬時にドアハンドルがポップアップ。


安心して乗っていられることが、メルセデス・ベンツの真骨頂。プラス、オシャレで、かつ乗車中楽しい。そんな魅力的なCLAなのです。

■ Mercedes-Benz CLA Coupe 180(220)

全長×全幅×全高/4725×1835×1470mm

ホイールベース/2790mm

車重/1650kg

1498cc 4気筒 マイルドハイブリッド 前輪駆動

最高出力/100(140)kW+モーター22kW

最大トルク : 200(300)Nm+モーター200Nm

変速機/8段デュアルクラッチ

乗車定員/5名

燃費/20.3(20.2)km@l(WLTC)

価格/598(687)万円


■ メルセデス・ベンツ日本

HP/https://www.mercedes-benz.co.jp

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小川フミオ(自動車ジャーナリスト)
クルマ雑誌、グルメ雑誌の編集長を経て、フリーランスのライフスタイルジャーナリストとして活躍中。新車の試乗記などクルマ関連を中心に、グルメ、ファッション(ときどき)、他分野のプロダクト、人物インタビューなどさまざまなジャンルの記事を、専門誌、一般誌、そしてウェブに寄稿中。

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