気持ちのいい季節がやってきた！Vol.2

変わり種といってはなんだが、3月中旬にはアルプスに近いフランスの街、リヨンで一般道と雪上を使ったレンジローバー イヴォーク コンバーチブルの試乗会が行われた。

なんたってまれに見る4シーター、4WD、SUVのオープンだけに興味は募る。写真では微妙に思えたスタイリングは実際はかなり好印象だった。開けた時は当然のこと、閉めた時も違和感はない。

今回のインタビューで最初のドローイングが良かったことから始まったプロジェクトと知り、ちょっと感動。デザイナー、ジェリー・マクガバンの実力とユニークなアイデアは素敵だ。

ソフトトップは18秒で開き、21秒で閉まる。時速48㎞／h以下なら稼働する。幌は5層でモーターを4つ使う。

で、走りはジャガー譲りのオンロードとランドローバーならではのオフロード性能を持ち合わせる。まぁ、不満はないってことだ。価格次第ではトレンドにもなりそうなシロモノである。

では最後に2月中旬ロサンゼルス及び近郊で行われたミニ コンバーチブルの話。ユニークなのは先代の国際試乗会をオーストリアの雪山で行っている点。“オールウェイズオープン”のキャッチフレーズのもとそれが行われた。

が、今回はカリフォルニア。マルホランドドライブでワインディング性能を試し、マリブの海岸線で快適さを体感する。走りがいいのは言わずもがな。

さらにボディが引き締められ、高い剛性とともにクイックな走りを手に入れた。ただこうなると完全にデフォルトはオープン時。閉めると少々乗り心地が硬い。屋根は20秒でフルオープン。時速30㎞／h以下なら稼働する。