2017.09.09

アルファロメオ「ジュリア」がついに日本上陸! 強敵ひしめくDセグメントで勝てるのか?!

いつ日本に正式導入されるのかヤキモキしていたアルフィスタも多いハズ! ついにジュリアの日本上陸が正式決定!!! 詳細をリポートします!

文/編集部
アルフィスタならずともクルマ好きには、「ジュリア」という車名に特別な思いを抱く人も多いでしょう。1962年にデビューした初代ジュリアは、比較的小柄でボクシーなフォルムの4ドアボディに、当時は高性能モデルの証でもあったDOHCの1.6リッターユニットや、5段MTが与えられた、スポーツサルーンの草分けのような存在だったからです。
 
アルファロメオ創業105年の節目の年となる2015年に発表され、このたび日本でもローンチされた新型ジュリアは、まさに初代の系譜を継ぐDセグメントのスポーツサルーン。4ドアサルーンとしては1990-2000年代にラインナップされていた「156」や「159」の後継モデルでもあります。
 
このように伝統の名前を復活させたことからも、アルファロメオのこの新型ジュリアに対する意気込みが感じられます。アルファロメオでは同車について「新時代の序開きを象徴するフラッグシップモデルとして重要な役割を担う」としています。
新型ジュリアの開発テーマは、ズバリ「感情に訴えかけるマシン」。すなわち、ドライバーの感情を掻き立てる新次元のドライビングエクスペリエンスを提供することだそうです。そのためにジュリアには、同じグループにあるマセラティのギブリ用プラットフォームをベースとする、新設計のFRアーキテクチャーを採用。アルミやカーボンといった軽量素材を多用することで、スポーツカーとして理想的とされる50:50の前後重量配分と、優れたパワーウェイトレシオを実現していると謳われています。
 
ちなみに、昨今のアルファロメオは、ミドシップスポーツカーである「4C」をのぞくと、スペース効率に優れるFF(前輪駆動)のハッチバック車しかラインナップしていません。一方、たとえばメルセデスやBMWといったプレミアムブランドでは、下位モデルにはFFを採用しているものの、上位モデルやスポーツカーではより自然なハンドリングや上質なドライビングフィールが実現できるFRレイアウトが主流です。そのことからも、新型ジュリエッタがアルファロメオにとっていかに特別な存在かがうかがい知れるでしょう。
パワーユニットは、グレードに応じて3タイプが用意され、すべてに電子制御式8段ATが組合わされます。まずスタンダードな「ジュリア」(受注生産)と、よりラグジュアリーな「ジュリアスーパー」には、200ps/5,000rpmの最高出力と、330Nm/1,750rpmの最大トルクを発生する2リッター直列4気筒マルチエアインタークーラー付ターボエンジンが搭載されます。
 
よりスポーティなグレードである「ジュリア ベローチェ」は、同排気量ながら、最高出力280ps/5,250rpm、最大トルク400Nm/2,250rpmへと強化されたハイパワー版となります。このモデルには、シリーズ中唯一となる4輪駆動システムが採用されているのも特徴です。ちなみに“ベローチェ”とはイタリア語で“速い”を意味する言葉で、歴代のアルファロメオのスポーティなモデルに与えられてきました。
 
もっとも注目すべきは、最上位グレードである「ジュリア クアドリフォリオ」に与えられる2.9リッターV型6気筒インタークーラー付ターボでしょう。もとを正せば、フェラーリがマセラティ・ギブリ用に開発した同ユニットは、最高出力510ps/6,500rpm、最大トルク600Nm/2,250rpmと圧倒的なパワーを誇り、0-100km/h加速3.9秒、最高速度307km/hと、スーパーカー並みのパフォーマンスを実現しています。2016年にはドイツ・ニュルブルクリンク北コースで当時の4ドアサルーン世界最速のラップタイムとなる、7分32秒の記録を樹立しました。その一方で、電子制御の気筒休止システムを備えるなど、昨今のハイパフォーマンスユニットらしく環境適合性にも配慮が払われています。
スタイリングはインハウスのデザインスタジオが担当。フロントマスク中央に配された盾型グリルがアルファロメオの伝統を感じさせる一方、前後オーバーハングを短く切り詰めたフォルムや、ボディ側面の彫りの深いデザイン処理などに、非常にモダンな印象を受けます。
 
ちなみに、エンジンフード、フロントサイドフェンダー、ドアアウターパネルには軽量なアルミニウムを採用。また「ジュリア クアドロフォリオ」ではエンジンフードとルーフパネルをカーボンとすることで、軽量化と旋回時のヨー慣性モーメントの低減を実現しています。さらに「ジュリア
クアドロフォリオ」では、フロント/リアバンパー、サイドフェンダー、サイドスポイラーを専用デザインとし、カーボン製リアスポイラーを搭載することで、レーシング領域においても優れた安定性を発揮するそうです。
インテリアに目を向けると、ブラック、ブラック/ベージュ、ブラック/レッド、ブラック/タンの計4タイプがモデルにより設定されています。ちなみに日本仕様はすべてレザー仕上げとなります。インストルメントパネルには、8.8インチの大型ディスプレイを設置。Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応するアルファロメオの車載インフォテインメントシステム「Connect システム」により、車両情報を含むさまざまな情報を表示させることができるほか、スマートフォンとの連携でさまざまなコンテンツを車内で楽しめるそうです。
 
安全装備では、歩行者検知機能付の全面衝突警報(FCW)、自動緊急ブレーキ(AEB)などの先進予防安全機能が全車に標準装備されます。さらに「ジュリア スーパー」以上のグレードには、高速走行時などにドライバーの安全運転を支援するアダプティブクルーズコントロールや、ブランドスポットモニター(BSM)も搭載されるなど、昨今の自動車のトレンドに則った最新の運転支援システムが与えられています。
 
価格は、「ジュリア」が446万円、「ジュリアースーパー」が543万円、「ジュリア ベローチェ」が597万円、そして「ジュリア クアドリフォリオ」が1132万円となります。価格帯やボディサイズを鑑みると、メルセデス・ベンツCクラス、BMW 3シリーズ、アウディ A4、そしてレクサス ISといったDセグメントの4ドアサルーンが競合となります。これまでドイツ車と国産車しか存在しなかった同クラスに、強烈な個性を放つイタリア車が参入したのは、クルマ好きにとっては非常に嬉しい知らせと言えるでしょう。

◆ GIULIA / ジュリア

◆ GIULIA SUPER / ジュリア スーパー

◆ GIULIA VELOCE / ジュリア ベローチェ

◆ GIULIA QUADRIFOGLIO / ジュリア クアドリフォリオ

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