2017.06.28

初めての浴衣は百貨店、セレクトショップ、専門店のどこで買う?

写真/人物・鈴木泰之(Studio Log)静物・林 敏一郎(FOREST)
スタイリング/川田真梨子(04)
文/池田保行(04)

初めて浴衣を購入するのであれば、洋服を買うのと同じ感覚で選べてサービスも充実した百貨店はいかがでしょうか。また、トレンド感のある浴衣をお求めならセレクトショップという手もあり。

ほかにはない、ちょいヒネリを加えた浴衣でしたら、専門店という選択もよいかと。いずれも親切に対応してもらえるので、初心者でも安心です。夏の夜を盛り上げる浴衣は、こんなショップでチェックしてみてください。

サービス万全! 老舗から最新まで揃う百貨店で揃える

「三越」は日本橋の呉服屋「越後屋」に始まる百貨店。ゆえに浴衣の品揃えには自信アリ。老舗の名品からモダンデザインの新進ブランドまで、全国津々浦々の浴衣を取り揃えています。伝統的な正統派の浴衣スタイルはもちろんのこと、ルールに縛られない自由な着方の提案も「三越」ならでは。なかにはスポーツ素材を使った浴衣も用意していますので、自宅で簡単に洗えてシワを気にせず保管ができるのも嬉しいですよね。

毎年テーマを設けた浴衣コレクションを展開していて、今年のテーマは『GINZA BLUE』。オトナに似合うブルーを基調にした色柄が豊富ですから、安心して選ぶことができます。日本古来の藍染から、ターコイズブルーの鮮やかな色合いまで、幅広いブルーを楽しめます。

ちなみにコチラで浴衣を揃えれば、着付けをしてもらったうえで、その日着てきた洋服を無料で自宅に配送していただけるサービス(先着順・予約制)があります。つまり花火のあとは、気兼ねなくそのまま彼女と遊びに行けるというのも嬉しい話じゃありませんか。

着るひとを選ばない淡いブルー柄

シブめの生地で貫禄を出すのも手

涼感のあるブルー生地が豊富

左●「花ぼかし」と呼ばれる総柄は、オトナが着ると色気が薫る華やかな色柄。ゆえにあえて麻の帯を合わせることで、落ち着いた渋〜い味を足すわけです。浴衣4万3000円、三勝染角帯1万5000円/ともに古今(銀座三越)右●コチラは伝統的な江戸柄の「松葉格子」を染め抜きました。「矢絣(やがすり)」の帯を合わせることで、これぞ江戸っ子の正統な浴衣姿。浴衣2万6000円、角帯7000円/ともに光源氏(銀座三越)

銀座三越「銀座 ゆかたガーデン 2017」
住所/東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越 9階銀座テラス
営業時間/10:30〜20:00
URL/http://mitsukoshi.mistore.jp/store/ginza/
問い合わせ/☎03-3562-1111

トレンド感で選ぶならセレクトショップ

セレクトショップのなかでも、浴衣に強いのが「ユナイテッドアローズ」。トレンドや流行にあわせたハイセンスな浴衣のコレクションが揃うのもここならではです。

なかでもオススメは、ハワイアンシャツで有名な「レインスプーナー」のソレ。もともと、ココは日本の浴衣柄をモチーフにハワイアンシャツを興したことで有名ですが、この度、逆輸入されて「ユナイテッドアローズ」に初登場となった次第。アメカジが大好物という世代にはお馴染みの『ラハイナセーラー』柄浴衣や、『ダイヤモンドヘッド』柄浴衣まで、世界でもここでしか買えない浴衣が並びます。洋服感覚で浴衣が買えるというのもセレクトショップならでは、ですね。

ちなみに帯にもこだわっていて「芭蕉角繋(ばしょうかくつなぎ)」と呼ばれる羅(ら)の半巾帯は、バナナの一種の木の繊維を編み込んだもの。京都の老舗の下駄や扇子も揃えていますので、モダン&クラシックの絶妙なミックス浴衣姿で、今年の花火を忘れられない思い出にしちゃってくださいまし。

ほんのりハワイアンな洒落た1着

華やかさのある大柄ならコチラ

どんなひとにも似合うネイビー系生地も

左●紺無地の浴衣はシボの浮いた「近江ちぢみ」。汗ばむ夏の素肌に張り付かず快適な浴衣の代表素材です。帯は「竜巻しぼり」と呼ばれる角帯。このコントラストある合わせ方が、粋な浴衣コーデの基本だそう。浴衣4万5000円、帯1万6000円/ともにユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館)右●「竜巻しぼり」の浴衣には、先程の同柄帯をリバーシブルにして。角帯は大抵リバーシブルなので、こういう使い方もできるのです。浴衣4万7000円、角帯1万6000円/ともにユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館)

ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館
住所/東京都渋谷区神宮前3-28-1
営業時間/平日 12:00~20:00、土・日・祝 11:00~20:00
URL/http://store.united-arrows.co.jp/shop/ua/
問い合わせ/☎03-3479-8180

専門店ならではの“粋”を仕立てる

神田明神の鳥居に向かって右手にあるのが"きものテーラー"をコンセプトにした和装専門店の「Y. & SONS」。銀座の和装の老舗「やまと」が、"日本のオトコをカッコよく"をコンセプトに開いたショップです。

和装老舗だけに敷居が高いのでは? と思われるかもしれませんが、お客様の多くが初心者とのことでわからないことだらけの浴衣を丁寧に解説してもらえます。そのうえ細かいルールや知識を押し付けるのではなく、"もっと自由に楽しんじゃいましょう!"というスタンスですので、反物の色柄もモダンからクラシックまで揃います。それでいてしっかりモダンで粋でカッコいい浴衣姿がモノにできるのは、浴衣に対する深〜い知識と愛情があるからなのです。

既製品も揃えていますが、コチラは基本的にお仕立専門店ですので、好みの反物を選んで採寸し、お仕立て上がりまでは約2週間。満足度の高い逸品が手にはいりますよ。

シックにして全身アート的な1着

オトナにふさわしいモダンでシックな1枚

さり気なく凝った素材が揃います

左●「折襞(おりひだ)」と呼ばれる特殊な織生地は麻とキュプラの混紡素材ということで、ゆったりサラリなタッチが気持ちいい肌触り。茄子紺の帯はシルク100%の博多織です。浴衣5万3000円(お仕立代込)、帯3万9000円/西村道轍ともにY. & SONS 右●手しぼ加工の近江ちぢみは、コットンにレーヨンを混紡したもの。ゴワ付かず、仕立て上がりからさらりとした落ち感を楽しめます。縞のピッチがグラデーションとなる間道柄の帯も伝統的な柄使いです。浴衣3万9000円(お仕立代込)、帯3万9000円/西村道轍ともにY.& SONS

Y. & SONS
住所/東京都千代田区外神田2−17−2
営業時間/11:00〜20:00
URL/www.yandsons.com/
問い合わせ/☎03-5294-7521
PAGE 1/2

この記事をお気に入りに追加しよう!

この記事をお気に入りに追加しよう!