2017.05.24

LEON RACINGニュース! スーパーGT第3戦は苦しいレース展開も価値あるポイント獲得

2017年、スーパーGT第3戦の舞台は大分県にあるオートポリスサーキット。熊本県との県境、阿蘇の外輪山に位置するこのサーキットでの開催は、昨年4月に震度7を計測した熊本地震の影響により約2年ぶり。初夏を思わせる快晴に恵まれ、地元開催を待ちわびていたファンが土日2日間で約3万人も訪れた。

くまモン傘を手にサーキット内に設けられたイベント広場を訪れたLEON RACING LADY。土曜日行われたピットウォークでも大好評だった。

山々に囲まれた標高の高いオートポリスは、高低差52メートル、アップダウンの激しいテクニカルコースとして知られている。そのためドライビング・テクニックはもちろんのこと、天候、気温と路面温度によるタイヤ選択等、各チームともドライバーとクルーが一体となったチームプレイが要求されるのだ。

そんなサーキットで始まった5月20日の公式練習。スーパーGT300クラスには30台がエントリー。その後に行われる2回の公式予選では、タイムの下位半分が2回目の予選に進めないため、各チームともその最終調整とあって気合は十分。結果、LEONは全体3位のタイムをマークするが、上位半分が1秒差以内にひしめき合うという紙一重の結果に。余談の許されない予選を迎えることに。

そして始まった予選では、まず蒲生尚弥選手がQ1に出走。気温26℃、強い日差しで路面温度は41℃にも達したなか、1分45秒337で7番手。順位で言えば無難にQ2にまわる黒澤治樹選手にバトンを繋ぐことはできたが「クリアラップが取れず完璧なアタックじゃなかった」と、蒲生選手は悔しさをにじませた。そしてQ2に出走した黒澤選手は1分45秒127。蒲生選手のタイムを上回ったものの結果は8番手。だが「決勝に向けたタイヤでした。それでこの結果ならまずまず。やれることはすべてやった。決勝はライバル車に比べ有利だと思う」黒澤選手はそう明かした。オートポリスはアップダウンに加え低速コーナーが連続。タイヤを酷使するコースだ。加えて過去2戦の成績による44㎏のウェイトハンデもタイヤへの大きな負担となる。LEONはタイムの出やすいソフトタイヤではなく、決勝を見据えた持ちのいいハードコンパウンドのタイヤを選んだ。決勝レースは予選で使用したタイヤでスタートしなければならないからだ。

1戦、2戦と獲得した累積ポイントにより44㎏のウェイトハンデを背負った65号車・LEON CVSTOS AMG。小柄な女性ひとりを乗せて走るほどの重りは、直線の伸びやブレーキの効きなどに影響を及ぼす。タイヤの選択は非常に重要。レース直前、今季から使用しているブリヂストン・タイヤのチェックに余念のないクルーたち。

翌、日曜日の決勝。朝から好天に恵まれたが温度が思いのほか上がらず気温22℃、路面温度31℃でスタートを迎えることとなった。スタートドライバーの黒澤選手がすぐに7位に浮上したものの、その後は一進一退の展開。状況を打破するためにチームは早めのピットインを決断する。ルールであるドラバー交代を早めに消化し、フレッシュなタイヤで追い上げる作戦を選び、蒲生選手へ。その追い上げに期待した矢先、不運に見舞われてしまう。蒲生選手がアウトラップ後、GT300クラスのトップ集団、しかもそこにGT500クラスが絡む混乱の中に巻き込まれてしまった。行き場をなくして思うような走りができない状況から始まったものの、そこはさすが蒲生選手。予定より長い周回を走ることとなったにもかかわらずマシンやタイヤのパフォーマンスを最後まで発揮させ、最後は10位でフィニッシュ。貴重な1ポイントを獲得した。

文/LEON編集部 近藤高史

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