結論としては予想したほどに機械式時計の業界への影響はなく、スイス時計業界の脅威になることはなかった。しかしそれまで時計に興味がなかった人や、時計をつけなくなって久しい人に対して、腕元で情報が分かることの便利さを理解させた功績は大きく、ウェアラブル端末は今後も発展していくことは間違いないだろう。
"スマート"ではない"コネクテッド"ウォッチの開発へ
これは通常のクオーツウォッチに小さなセンサーを組み合わせ、時計として普通に使える一方で、センサーで活動量などを計測し、スマートフォンと繋がってデータを管理するというもの。消費電力が極めて少ないため、充電が不要というのもポイントだ。
活動量を測定し、データをスマホで管理
フレデリック・コンスタント/クラシック インデックス オルロジカル スマートウォッチ 15万円
機械式時計と同等のラグジュアリー感を搭載
どちらのモデルもケースの質感は時計と同等クラスであり、さらにそこに既存の機械式時計と同様の時刻表示画面を組み合わせることができるので、見た目の印象はかなりラグジュアリーだ。しかもアンドロイドウェアで動く為、たくさんのアプリも使えるので機能性という点でも抜かりはない。
ラグやストラップなど自分流にアレンジ可能
タグ・ホイヤー/タグ・ホイヤー コネクテッド モジュラー45 18万円
全面に液晶画面を採用したスポーティタイプ
モンブラン/モンブラン サミット スマートウォッチ ブラックスティール 10万2000円
所有する喜びと"コネクテッド"ウォッチの可能性
電機メーカーのスマートウォッチは便利さが主眼になるが、時計メーカーのスマートウォッチは贅沢さや所有する喜びを重視する。そのどちらが市場を制するのか? その結果が現れるのはもう少し先になるだろう。