時計選びは"やんちゃな感じ"が新基準【2】いまやリッチな時計は最先端素材

本誌8月号の時計特集でお送りしている"やんちゃな感じ"の時計選び。2回目のキーワードは、この春夏の着こなしでも注目されている「軽やか」です。

かつて、大人の男の格好良さは重厚であることに依っていて、それは時計も然り。ゴールドやプラチナなどの貴金属ケースの重たいものが好まれました。

しかし今日では、それとは正反対のスポーティでフットワークの軽い、まさに「軽やか」な感じの大人の男が、“やんちゃな感じ”で格好いい。そして時計もズシリと重たい貴金属ケースよりも、最先端素材や精巧なスケルトン加工により超軽量にした「軽やか」な感じのモデルが、やんちゃで格好いいのです。

ということで、そんな超軽量で最先端素材を使った一本と、スポーティでフットワークの軽いスタイルの合わせを提案する次第です。

1. スポーティなラバーストラップが「軽やか」
2. 精巧なスケルトン加工が「軽やか」
3. 最先端素材のカーボンが「軽やか」

カーボンファイバーを高温高圧で成形した最先端素材が超軽量と超高硬度を実現。そして精巧なスケルトン加工でさらなる超軽量にしたモデル。というパーフェクトに「軽やか」な時計なのです。

「軽やか」でやんちゃな着こなしの代表が、こんなスポーティでフットワークの軽さを感じさせる、シャカシャカのハイテクパーカにショーツの着こなし。それで自転車に、というのも軽快。モノトーンの色合わせも「軽やか」です。で、その腕元に超軽量のクストス。完璧ですね。

今年のジュネーブで発表された最新作。ケースをはじめ、ムーブメントの地板や、トゥールビヨンのキャリッジを超軽量のカーボン製に、さらにそれらを肉抜きすることで、驚異的な軽さを実現。フルスケルトンの見た目も軽快です。

昨年発表の『アベンジャー ハリケーン』の新作。ケースに使用される最先端素材のブライトライト®はチタニウムの約1／3という軽さ。そのため50㎜径という大型でありながら、驚くほどの超軽量なのです。

今年のバーゼルで発表された『オクト フィニッシモ』の新作。2014年のトゥールビヨン、2016年のミニッツリピーターに続き、自動巻きで世界最薄記録となる、わずか5.15㎜のケース厚が特筆点。そしてその超薄型のケースとブレスレットをチタニウム製にした超軽量が白眉です。