2017.01.17

行きつくところは石付きゼンマイ! vol.1

高級機械式時計は奥が深い。コーアクシャル脱進機にラトラパンテ頭がクラッとしてきそうです。さらにヴィンテージ時計になるとオタク度は加速していく一方で……。

そんなゼンマイオタクたちでも、ぐうの音も出ないのが貴石付きの時計。ギラギラしていればいるほど価値が高いことは一目瞭然。わかりやす〜い超絶時計という選択肢もアリですよ。

Omega [オメガ]

シーマスター プラネットオーシャン ジュエリー リミテッドエディション/852万円

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貴石が付いてもマスター クロノメーター認証付き
グラデーションになったサファイアとバゲットダイヤモンドがぐるりとベゼルを囲んだ珍しいモデル。12時位置と分針の先端にはオレンジサファイアを配置し、オメガらしい色合いに。またケースバックのシーホースのエンブレムにもダイヤがセッティングされ、裏から見ても豪華な一本です。自動巻き、18KWGケース(39.5㎜)、アリゲーターストラップ。世界限定88本/オメガ(オメガお客様センター)

Hublot [ウブロ]

クラシック・フュージョン トゥールビヨン クロノグラフ スケルトン チタニウム ジュエリー/1805万円

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パーティーにも最適な煌きです
ダイヤモンドをセッティングするのに高度な技術を要するチタンケースに、惜しげもなくダイヤモンドをちりばめた一本。しかもスケルトン、さらにトゥールビヨン搭載なので、見た目のインパクトは絶大! タダモノじゃないオーラを醸し出します。2時位置のプッシュボタンはクロノグラフのスタート/ストップ用。手巻き、Tiケース(45㎜)、アリゲーター&ブラックラバーストラップ/ウブロ
ダイヤモンドなどの貴石付きの紳士用の時計は、主にパーティー用のドレスウォッチに多く見られましたが、最近ではご覧のようにさまざまな色石が付いたジュエリーのような華やかな時計がメンズウォッチにも増えています。

機械式時計は年々進化をし、その複雑な機構にうんざりしてしまう、なんて人もいることかと。

もちろんその進化は機械式時計をより使いやすく、壊れにくくするための技術開発でもあり、時計技師たちの努力には頭がさがるのですが、機構の複雑さとは別の側面で、簡単に一発で威張りがきく時計としてオススメしたいのが、貴石付きの時計なのです。

Franck Muller [フランク ミュラー]

ロングアイランド™クレイジー アワーズ ジョーカー/430万円

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遊び心溢れる複雑時計にルビー!
おなじみクレイジー アワーズの限定モデル。ジャンピングアワーを搭載しており、6時位置に2時、11時位置に3時といったように、時針がジャンプする遊び心溢れる一本。インデックスのルビーが華やかさをプラス。ブラックダイヤモンドヴァージョンもあります。自動巻き、18KWGケース(45×32.5㎜)、クロコダイルストラップ。30本限定/フランク ミュラー(フランク ミュラー ウォッチランド東京)
もちろんそのセッティングや、色味が揃った石を集めるのには高い技術力と時計ブランドの力量が発揮されますから、すべての時計ブランドが貴石付きの、特にカラット数の多い時計を発表できるというわけではありません。

ジェムセッティング専用の工房を構えているブランドもあるぐらいで、貴石付きの時計を発表するということは、ブランドの高い技術力を見せつけるとともに、高額商品を売り抜く力をもっていることも暗示しているのです。

Chanel [シャネル]

J12 ジュエリー/450万円

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まさにコニャックを嗜むオヤジさんに最適
約6.1カラットものコニャックサファイアの輝きが派手すぎず、シックで男らしいJ12。ポリッシュされたチタン セラミックの控えめな輝きも腕元に華やぎを加えます。ここまで色が統一されたコニャック色のサファイアを揃えられるのは、ジュエラーとしても名を馳せるシャネルならでは。インデックスのダイヤもポイントに。自動巻き、チタンセラミックケース(38㎜)×ブレスレット/シャネル
ブラックタイの拝絹は、かつて電気がなかった時代のパーティーでろうそくの光を反射させ、少しでも顔をキラキラと明るく照らすために付けられたとか。

現代を生きるオヤジさんは、都会のLEDイルミネーションをキラキラに煌めく腕元で反射させて、年末のパーティーシーンで注目を集めていただきたいものです。
写真/奥山 栄一

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