2016.12.01

モテる時計の使い方

「いまや時計で時間を見る奴はいない」。ある時計ブランドのCEOは言いました。確かに時間を知るだけなら、スマホのほうが何倍も便利でしょう。しかしそれでもオヤジが、大金を払ってでも時計を手に入れようとするのはそれが自分自身のスタイルやセンスを明確に表現するアクセサリーであり、格好のコミュニケーションツールであるからです。意中の彼女ともう少し距離を縮めたい……。そんなヨコシマオヤジにとって腕時計はとても心強い相棒となってくれるでしょう。今回は機構&スタイル別に、そのテクニックを披露いたします!

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Hour To Use 01

もっと近づかないと聞こえないよ

時計内部のハンマーとゴングで音を奏でて、現在時刻を知らせる「ミニッツリピーター」機構はロウソクを灯した薄暗い部屋の中でも時間を知るために考案された、懐中時計時代の古典機構。

もちろん現代ではそんな必要はありませんが、美しい音を愛でるという趣味性の高さが評価され数ある時計機構のなかでも、もっとも位の高い機構とされています。
さてこの機構ですが時計の構造上大きな音が出ません。つまりこの音を聞くには必ずふたりが接近する必要がある。これこそがミニッツリピーターの最大の効力。美しい音がふたりの距離をぐっと縮めてくれます。

BVLGARI[ブルガリ]3つのハンマーが奏でる魅惑の時間

優雅なオーバルケースの横に付いているスライダーを操作すると、ミニッツリピーターが起動し、搭載する3つのハンマーを使って、軽やかな音色で時刻を知らせてくれる。さらにその精密な動きも鑑賞可能。6時位置にはトゥールビヨンも搭載しており、流れる時間をロマンティックに演出。手巻き、18KPGケース(48㎜)、アリゲーターストラップ/ブルガリ(ブルガリ ジャパン)
ブルガリ カリヨン トゥールビヨン/3010万円(予価)

Hour To Use 02

終電の時間を逃すための鉄板テク⁉

妙齢の女性にとって、終電間際になったら時間を気にするというのは、ある種のエチケット。

そしてそれを受けて立つ男性側も、"ついうっかり終電を逃してしまった!"という状況を作ってあげるのがエチケット。こういう駆け引きって楽しいですよね。
そんな時に役立つのが「ジャンピングアワー」。時間表示がデジタル式になっているのでパッと時計を見ただけでは、何時か分かりにくい。つまり"うっかり"を誘発するのです。

さて、結果的に終電を逃したふたりは、もはや時間を気にする必要はなくなりましたとさ。

CHANEL[シャネル] 動きを楽しむ最旬モデル

時計ブランドとしての研鑽を積んできたシャネルが、ついに待望の自社ムーブメントを発表。パリ・ヴァンドーム広場をイメージした窓枠をもつジャンピングアワーは6時位置に収め、分表示は240度も動くレトログラード式という独自性の高いデザインに、シャネルの美意識が込められています。手巻き、18Kベージュゴールドケース(40㎜)、アリゲーターストラップ/シャネル
ムッシュー ドゥ シャネル/395万円

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外した時が勝負の時⁉

Hour To Use 03

外した時が勝負の時⁉

「ケースバック」にキュートなアイコン

ゼンマイオヤジが女性の前で時計を外す時……。それはすなわち至上の時間なわけですが、こういうシーンであっても時計をコミュニケーションツールとして使ってしまうのがモテるオヤジ。普段は時計を外してまで裏側を見せるということはしませんが部屋の中であれば、それはごく自然な行為ですからね。

そこで、「ケースバック」にひと工夫したモデルを用意しておくべし。きっと彼女はアナタの時計の裏側に、王子さまを発見することでしょう。

IWC[アイ・ダブリュー・シー] どことなく優雅な世界観に溢れています

パイロットウォッチ誕生80周年の節目にリニューアルを行ったIWC。この“プティ・プランス”モデルは、文豪でありパイロットでもあったアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの傑作『星の王子さま』へのオマージュで、ケースバックに王子さまの姿を刻印しています。またダイヤルカラーはミッドナイトブルーで、茶色のストラップはサントーニ社製なのでストラップ裏もオレンジで洒落てます。
自動巻き、SSケース(44㎜)、カーフスキンストラップ/IWC
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ“プティ・プランス”/56万円
写真/人物・谷田政史(CaNN)、静物・鈴木泰之
スタイリング/坂井辰翁
ヘア/MATSU KAZ(3rd)メイク/Ryota Nakamura(3rd)
文/篠田哲生

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